「黄天の竜」は早くも第27話を迎え、いよいよアイヌが立ち上がり、蠣崎家との戦が始まります。
ここで、当時の蠣崎家がどんな大名だったか振り返ってみたいと思います。
1.領土
蠣崎家の支配範囲は、渡島半島南端の「倭人地(松前・上ノ国周辺)」のみで、アイヌの喉元を押さえているに過ぎない。
2.石高
ゼロ。寒冷地のため米が一切獲れない。これが最大の弱点となります。
3.領内の人口
領内の倭人は一万人足らずで、城下町と呼べる規模の集落はなく、砦(館)の周辺に人が密集している。
4.総兵力
動員限界約五百人。家臣団のほとんどが半農半猟で、兵農分離など夢のまた夢。
5.周辺の大名
阿東実季:石高十万石、動員兵力は数千人。
南部信直:石高十五万石、動員兵力は一万人。
津軽為信:石高四万五千石、動員兵力は三千人。
こうなると蠣崎家は、大名と呼ぶのすら危うい「境界線の極小国人」に過ぎませんでした。