• 現代ファンタジー

「ええ、とっても似合うわ、玲央」お母さんもにこやかに言う。「ほら、ホットミルク淹れてあるから。こっちに来て、少しゆっくりしていきなさい」

リビングへ向かう途中、廊下の全身鏡に姿を映して、さらに肩を前にして背中まで確認して微笑んでいる。玲央はさりげなくしているつもりだが、お姉ちゃんはもちろん見逃さない。
「れーお。かわいい奴めー!」

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