帰宅中、突然の夕立でずぶ濡れです。
天気予報では降らないと言っていたのに……。
コンビニの入口で途方に暮れていると。
「あ、間々じゃん」
やって来たのは名逗琉さんである。
同じ様にずぶ濡れで困った様子だ。
ここは勇気、勇気、勇気だ。
「あ、ぁ、一緒にホットコーヒーでも飲みませんか?」
私は勇気を振り絞ってカウンター席でコンビニコーヒーを一緒に飲もうと誘う。
「冷えた身体には丁度いいか、このまま大雨の中で帰るのもなんだしな」
よかった。私の誘いに名逗琉さんが乗ってくれた。
私は幸せの絶頂だ。
その後、カウンター席でホットコーヒーを飲むと。
「へっくしゅん、へっくしゅん」
私はくしゃみが止まらない。やはり、冷えたようだ。
「大丈夫か?間々、このタオルを使うといい」
名逗琉さんはバッグから乾いたタオルを取り出す。
少し、贅沢だが好意に甘えることにした。
あああ、名逗琉さんの香りがする。
私の胸はドキドキが止まらない。
この恋が永遠でありますようにと、神様に祈るのであった。