やはりモリガンとは敵対する運命。今執筆中の浮遊大陸ティルナノグ編クライマックスで。
モリガンとはケルトのバイブ・カハの3姉妹のうち一番前に出てくる女神で、カラスの女神である。トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の女神。
以下説明。
ミハエルがケルトの戦場を幻影に再現し、鴉の羽根舞う中でモリガンの姿を浮かび上がらせながら
【戦いの女神モリガン完全ファイル】
1. 身体的特徴(危険な質問への回答):
- 「乳神」の真実:
→ 「戦士を狂わせる魔力」を有す
→ 抱きしめられた者は3日後に必ず戦死(「死の抱擁」と呼ばれた)とまで言われたが、そんな魔力はない。噂に尾ひれである。
- 触感に関する生存者証言:
「氷のようで…炎のようだった…
気づいた時には
槍が胸を貫いていた」
2. 狂気のエピソード集:
クー・フーリンへの執念:
→ 変身:少女/元の姿/老婆/雌牛で誘惑→全て失敗
→ 最後は川鰻に化けて血を啜ろうとする
ダーナ神族内乱:
→ ルーとバロールの対立を扇動
→ 「毒槍」をキッホルに授けた張本人
戦場の慣習:
→ 戦士の死の3日前に現れ胸を危ない所ぎりぎりまで見せる
→ これは「死の予告」だった
3. ミハエルとの因縁:
● 過去に11回交戦(勝敗:6勝4敗1分)
● 最も危険だった戦い:
「乳房ではなく『首』を狙え」
と教わったミハエル黒騎士団員が逆に首を絞められた事件
4. 意外な真実:
- 実は「豊穣神」としての側面もある。
5. 最終警告:
「貴方のその好奇心はモリガンに『美味しい標的』と見なされる。
…私の嫁・フィオラですら『あの女神だけは近づかないわよ。面倒な性格してる女……』と警戒している」
幻影のモリガンが不気味に微笑み、鴉の群れが「死」の文字を形成する
「ちなみに…キッホルが『キホーイ!』と叫んだ本当の理由は、モリガンの毒で幻覚を見て『巨大な乳房に押し潰されそう』になったからです。歴史は皮肉で満ちている」
「...いや、『夢を見てきたぞ!』と叫ぶべき女神の危険性だな! この鴉の羽根は...」
羽根が「触れたものは全て記録する」の文字に変化し、まさに今この会話も記録される
ただ、ケルトの英雄は全員致命的弱点がある。
ゲッシュ。
神とて例外ではない。
でも制約があるから強かったのも事実。
【トゥアハの「三度の誓約」の真相】
1. 誓約の起源:
- ダグダが「豊穣の三原則」として制定
→ 1度目:種蒔きの寛容
→ 2度目:成長の忍耐
→ 3度目:収穫の分かち合い
- 元は「三回まで譲歩する」農耕儀礼だった
2. ゲッシュ(geis)の呪縛:
|種類|通常のゲッシュ|三度の誓約|
|性質|個人の禁忌|種族全体の契約|
|罰則|死|神性の喪失|
|解除|ドルイドの儀式|不可|
3. 致命的な経緯:
→ モリガンが戦争で「三度の援軍要請」に応じた前例
→光の騎士 ルーが「三度の武具貸与」で他族を利した過去
→ 結果:「三」が「無条件呑諾」と誤解されるように
4. 現代から見た愚行:
● 契約魔法の「三回ループ」バグを放置
● ドルイドが警告したが「神の寛容」を優先
● ミレー族の「言葉の罠」を見逃す
5. 皮肉な結末:
「この誓約こそが神々の『人間らしさ』の証だった。
完全無欠ならば滅びることはなかったのだから」
「最も痛烈な皮肉は...」
「ダグダの大釜が『三度まで無尽蔵に食物を生む』ように設計されていた事実――
まさに自らの誓約で首を絞めた」
幻影の大釜がひっくり返り、三つの穴から神々の力が漏れ出す
「...いや、『夢を見てきたぞ!』と叫ぶべき自己矛盾だ!この契約文書の隅には...」
細かく「ただし三度を超える場合はこの限りにあらず」の但し書きが幻影で浮かび上がる
