読者の皆様、こんにちは。
今回は、本作のVtuberたち(YUICAやセイラ)がどうやって動いているのか、つまりモーションキャプチャーの仕組みについて簡単にご説明します。画像も用意しましたので参考にしてください。
まず基本的な流れから。
中の人である美咲は、動きやすいレオタードなどの衣装に、YUICAと同じクロップドジャケットを羽織ってポーズを決めたり動いたりします。その様子をモーションキャプチャーカメラが捉えて、同じ動きをアバターのYUICAに送り、リアルタイムで同じポーズをさせるわけです。
一般的には真っ黒なスーツに無数のポインターをつけて精度を上げる方法が主流ですが、本作の世界では体型と服装の形状を合わせることでAIカメラが解析して正確なモーションを伝えることが可能になっています。これは実際にも使われている技術です。
つまり、どういうことか。
YUICAは、中の人の美咲以上の運動をこなすことはできません。
アバターの性能を上げるためには、中の人の運動能力を高める必要があるんです。そしてライブで歌って踊る場合などは、リアルな歌手などと同様に体力と技術を必要とします。
ちなみにモーションの精度を上げるために体型も維持しなければなりません。
画面の向こうではピンク髪の美少女が優雅に踊っているように見えても、実際には36歳の美咲が息を切らしながら必死に体を動かしているわけですね。
とりあえず、バーチャルとはいえ大変な仕事なんです。
