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  • 現代ファンタジー
  • 創作論・評論

🚙=3様

一回きりで終わりではなく。対話をしましょう。

23件のコメント

  • もちろんすべてを鵜呑みにしようとは思いません。
    あくまでも、一意見。

  • 明日、お待ちしております。
  • あ、後、キャッチコピーとか紹介文に対する批判とかもよければお願いします。
  • あの、批評はありがたかったですけど……神宮寺って誰ですか?
    それだけどうしても気になっちゃってw
    あと、友達の件ですが、最近絶交したばっかでもういないんですよね。
  • ぽえみーと特に思った点と、特に無駄だと思った点を教えてください。
    (少し修正してます)
  • 最初の方の「僕みたいだ」ではないかなと思っていました。
    だから、そこは修正いたしました。
  • あと、かなり修正しました。
    ヒロインの奇妙さは、なくなってしまったかもしれません。
  • プロットはかなり詳細まで考えています。
    書いた方がいいですか?
  • 実際のプロットはまじでストーリ上の事が全部書かれてるので、これ以上に鬼なげぇです。

    どうでしょうか?

  • 悩んだ結果、一話を完成させることができました!
    いろいろとありがとうございました。
  • 今いますかね? 二話目を今日の17時に投稿しようと思っていたんですけど、批評をしてもらいたいのですが……
  • ちょっと時間ないんですけど、読んでもらいたいです。
    「第2話 死のない世界はありますか」


     何も言えぬ僕に、ヴァルはまた帽子を深くかぶって続ける。
    「ですから、あなたなのです。【完璧な世界】を見て、その情景を私に伝えられる、あなたなのです」
     ヴァルが深々と頭を下げる。
    「お願いします。私の旅に付いて来てくれませんか。私に……【完璧な世界】を見せて欲しいのです」

    「……さっき、言いましたよね。『”つき”がない世界』って」
     僕の言葉で、ようやくヴァルが顔を上げる。
    「はい」
    「じゃあ、”死”がない世界も……ありますか」
     声が震える。部屋が異様に静かだ。僕の浅い呼吸音だけが、うるさく響いている。
     ヴァルは少し間を開けて、答えた。
    「はい、あります」
     後ろに倒れたままだった僕は、勢いよく立ち上がり口を開く。
    「じゃ、じゃあ――」「けれど、平行世界に|同じ人《ドッペルゲンガー》は居ませんよ」
     被せられた言葉は、僕の心を見透かしているようだった。
    「もちろん、似た人はいます。けれどそれは……別人なのです」
    「……そうですか」
     戻ってくる雑音と、また始まった沈黙。
     そして気づく。いつの間にか、ヴァルの話を信じていることに。”つき”、平行世界に完璧な世界……全部、現実離れした話。
     なら何故、信じているのだろう? 何故、警察に電話を掛けない? 
     ……いや、そんなもの――
    「分かりました」
     今度は、僕が一歩踏み出す。
    「行きます。【完璧な世界】に」
     ――確かめた後で、いいだろう。

    「……本当に、了承してくれるとは」
     ヴァルの声から、驚きが滲んでいた。
    「ダメ元、だったんですか?」
    「急に家の中に現れた人間と、旅に行こうと言われて了承する人はいないでしょう」
     確かにそうだ。でもこんな異常な人に、常識を説かれるとは……
     ヴァルが言葉を継ぐ。
    「なぜ、了承してくれたのですか?」
     僕は少し部屋を見回して、答える。
    「……未練ないから、ですよ」
     ヴァルは僕の答えに一瞬固まり、口を開けて、何も言わず閉じる。それを繰り返した。

     少しして、ヴァルが咳払いをする。空気をリセットするように。
    「では、付いて来てくれるということで……改めて。私はヴァル」
    「あ、僕は……三《さん》、です」
    「三さん……」
     ヴァルはそう口にして、違和感あるその呼び方に少し首を傾《かし》げる。
    「……三。旅の前に一つ、言い忘れていたことがあります」
    「なんですか」
     ヴァルの顔は穏やかだった。次の言葉を待つ。
    「今から行く世界は【完璧な世界】ではありません」

    「……?」
     何を言っているんだ? 今、完璧な世界に行こうと話をしたばかりじゃないか。
     黙り込む僕にヴァルが言葉を付け足す。
    「今のあなたの目ではまだ、叶わないのです」
     ヴァルの補足あってしても、理解できない。ヴァルの口元が、またもにやりと笑う。
    「……月について説明、理解できましたか?」
    「え、はい」
    「では今、目の前に月があったとして、それが月であるとわかるでしょうか?」
    「……分かる、と思いますけど」
     ヴァルが開いた口を閉じる。欲しかった返しではなかったらしい。
    「そうですね。例えが良くなかった」
     ヴァルは弱々しくそう言った。

     考え込んでいたヴァルはようやく口を開く。
    「この世界には月がありません。つまり新概念であり、新たな情報。それを見るというのは、非常に脳への負担がかかる」
     ヴァルは杖を僕の眼前に突き出す。
    「そうすると脳はその新概念を理解することを拒み、知覚することができなくなるのです」
     え? それじゃあ――
    「じゃあ、どうするんですか?」
    「別の世界を経由します。そこで月を理解してから——完璧な世界へ」
     段階を踏む、ということか。
    「……分かりました。で、その別の世界って?」
    「三が決めていいですよ」
    「本当ですか?」
    「はい。手伝ってくれるのですから」
    「じゃあ、言葉がない世界……いや――」
     僕は自分の口角が上がっていることに気づいた。平行世界を想像することに興奮していた。夢中だった。
    「目のない世界がいいです」
     そう、ヴァルの険しい顔にも気づかないほどに。
  • 本当にすみません。私的にも一話目の星の数にプレッシャーを感じてしまって、これでいいのかなって。
    AIがあまり信用ならないので、どんな小さなことでもいいので、感想とか批評をもらいたいと思っています。
    勿論断ってもらってもかまいません。
    宜しくお願い致します。
  • 少ない時間の中本当にありがとうございます。
    修正してきます
    ありがとうございました。!!
  • いえいえ、こちらこそ時間制限をしてしまったみたいですみません。
    ただ、設定の穴あき状態というのは……どうも悩みどころで。
    情報過多にならないよう、ただの世界観の説明にならないよう、書いているので……決めてはいるんですよ、細かい設定も。
    いやほんとに。
    ……でも、なんか……うん。
    頑張ってみます。
    本当にありがとうございました。
    ちなみに一話と二話だとどちらの方がいいと思いましたでしょうか?
  • そうですか……
  • プロット、消しました。すみません。
  • 今いますかね? 三話目を今日の17時に投稿しようと思っていたんですけど、また批評をしてもらいたいのですが……
  • すみません。この後の予定により載せるだけ載せときます。けど読めなければ読まなくていいです。本当にすみません。
  • 第3話 ファンタジーの現実
    「【目のない世界】……ですか」
    「はい」
    「他の世界じゃ……いや」
     ヴァルは言いかけた言葉を飲み込んで、ニコリと笑った。
    「……参りましょうか」

     ヴァルが後ろを向き、何もない空間に手を這わせる。まるで何かを探るように。
     そしてヴァルの腹くらいの高さ、ある地点でその手が止まる。ヴァルは、そこに確かに何かがあるかのように空をつかんだ。
     その瞬間、古びた木製のドアが現れた。
     木目が乾いてひび割れ、取っ手の金属がくすんでいる。まるで何十年も放置されていたかのような、時間の匂いをまとっていた。
     ヴァルはドアノブを回し、ゆっくりと引いた。ギィッ、と軋む音が静かな夜に響く。ドアの隙間から白い光が溢れ出す。
    「っ!」
     視界と同じで、頭の中は真っ白。心のどこかで疑う心があったからかもしれない。そして、遅れてくる高揚感。それと……恐怖。
     ヴァルが振り返り、目を細める僕に手を差し出す。不気味な笑顔で。
    「さぁ、行きましょう」
     僕はそれを掴まない。
    「大丈夫です。僕は……老人じゃない」
    「……そうですか」
     ヴァルが向き直りドアの向こう、光の中へと消えていく。同時に、光の中から風が吹き込む。
     バララッと勢いよく何かがめくれる音。振り向くと、そこにあるのは夢ノート。風によってはためいている。
     つい、口角が上がってしまう。
    「叶えに行こう」
     部屋に向かってそう呟くと、僕は夢ノートとシャーペンを持って光の中へと進んでいった。

     ふと、歩みを止める。周りを見回すも、ヴァルの姿はない。
     一面真っ白だ。
     温かい風が肌を撫で、青々とした香りを運んでくる。だけど、辺りは白一色。
     ……これが、目のない世界なのか? 嫌な汗が背中に滲《にじ》む。
     匂いはするんだ。風も感じる。けど……もしかして、《《僕の目までなくなってしまった》》のか?
    「……いや」
     視界の際に見える腕とノートがそれを否定する。
     もう一度見まわす。真っ白の中、僕だけ一人。
     ………………その時。
     ガチャリ。背後で音がした。
    「何してるんですか」
     振り返ると、白の中にヴァルが立っている。そしてヴァルの後ろに開けっ放しのドア。
     僕は息を深く吸って、吐いた。
    「ここ……目のない世界じゃないんですか」
    「ここは経由地です。【目のない世界】は――」
     ヴァルが後ろを指さす。ドアの向こうは、僕の家ではなかった。
     止まっていた歩みはまた動き出した。一歩、また一歩と踏みしめて。

     ドアをくぐり抜けると、ヴァルは言った。
    「ようこそ」
     見回すと、どうやら僕は広場に立っている。四方を家々に囲まれた、丸い広場だ。
     その家々は古い木造で、瓦屋根が連なっている。軒先に風もなく、ただぶら下がっている風鈴。
     そして、広場の中心に一本の途方もなく背が高い木が立っている。紅葉が夕日に照らされていて、きれい。
     しばらく、その木を見上げた。静かだった。人の気配がない。足音も、話し声も、何もない。
     ヴァルが杖で石畳を突く。コツン。その音が、妙に大きく響く。
    「では、そろそろ行きましょうか」
    「……その前に、聞いてもいいですか?」
    「どうぞ」
    「この世界で、具体的に何をするんですか」
    「特に何も。生活をするだけです」
    「生活……ですか」
     僕は少し肩を落とした。もっと大冒険をするものだと思っていた。
    「はい。なので、三には働いてもらいます」
    「!?」
     は、働く? 異世界まで来て?
     その時、遠くで鐘が鳴った。
     低く、深く、腹の底まで揺さぶるような音。広場の壁に当たり、木の葉に吸われ、石畳から跳ね返り、何度も何度も重なっていく。
     音が、体を通り抜けていった。立ち尽くす僕を、通り抜けていった。
     抗議の言葉が、全部どこかへ飛んだ。
    「今の音は位鐘《くらいがね》と言ってですね、町の大体の位置を知らせる役割を持っていて――」
     ヴァルの解説も耳に届かなくなっていく。

     ……いや! だめだだめだ!
     思考を止めるな!
    「働くって、どういうことですか」
     延々と続いていた解説が止まる。僕は畳みかける。
    「僕が想像してたのは、もっと……」
    「申し訳ないですが……これが、平行世界《ファンタジー》の現実です」
    「……ちょっと、一人で町を回って来てもいいですか」
    「だめです」
    「……」
     ワクワクは消えていた。正直、がっかりだ。平行世界って言っても、こんなの……何も変わらないじゃないか。
     そんな思いを感じ取ったのか、ヴァルは少し息づき懐をまさぐる。
    「三、これを」
     目の前に出されたのは――
    「水中ゴーグル?」
    「はい。これをつけているのなら、町を回ってもいいですよ」
    「……なんで?」
    「私たちは、《《化け物》》ですから」

    「化け物……? どういうことですか」
    「……その話はまた後で。とにかく、町を回るのならゴーグルを外さないでください。絶対にですよ」
     言われたとおりにゴーグルをつける。視界が暗くなり、目に少しの圧迫感。
    「私は住みかを探すので、8時ごろ、この広場に戻ってきてください」
    「8時って、僕時計なんか持ってないですよ」
     ヴァルがまた懐から時計を出し僕に放る。落としそうになりながら受け取る。
    「……それと、空の話は誰にもしないように」
     そう言ってヴァルは駆けた。手元を見る。
     それは、古びた懐中時計。蓋を開けると、針が静かに動いている。
     時計が5時半を指す。後、2時間半。
     僕はすぐに歩き出した。ヴァルとは違う方向へ。

     一人で住宅街を歩いていた。空は、最後の光を振り絞るように赤く染まっている。時刻は6時近く。
     静かだった。まだ明るいというのに、どの家も息をひそめているようだ。僕の足音だけが、静寂を破るようにやけに大きく響く。
    ――化け物ですから
     不意にあの言葉がよみがえる。未だに意味が分からない。あの言葉の真意は何なのだろう……
     ふと、一軒の家の前で足を止めた。
     和風の古い家。縁側に、一人のお婆さんが座っているのが見える。
     薄い藍色の着物を着て、白髪を後ろでゆるく結い、皺の刻まれた顔を……上に向けている。
     その顔に目はない。目があるべき場所が、ただ、なめらかだった。
     怖いとか、気持ち悪いとか、そういうのとは少し違う。強烈な違和感。
     強烈な違和感が僕の中に立ち込めた。
     僕が足を止めた理由は、それだけではない。
     お婆さんは上を……《《空を見ているようだった》》。
     ……目のない顔で。
  • ちなみにこれが一章:空を彩るもの です
  • 批評ありがとうございました
  • 勿論です。
    まぁ、私が週一ペースなせいかもしれませんが。
    ☆100間近とはいっても更新のたびに読んでくれる人は5人くらいなもので、正直なところ人気作と言えるかどうか……
    でも、そう言っていただけて嬉しいです。
    ありがとうございます。
    あ、四話以降もまた見せるかもしれません。よろしくお願いします。
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