今日はピアノ教室の日。
日が落ちる時間がいつの間にか早くなっていて、
レッスンを終えて帰る頃には空が暗くなっていました。
前の時間の生徒さんと軽くご挨拶。
いつものようにピアノの部屋に入った時、
他の人のおうちに来た時の懐かしい匂いがしました。
先生はコンサートのお礼をお伝えしてくれて、
前回の課題曲の候補を迷っている話も覚えていてくださいました。
(この先生に出会えて本当に良かった)
そう思っていたせいか、自然とニコニコ。
先生もいつもの笑顔で返してくださいました。
少し世間話をしたあとで、レッスンが和やかに始まりました。
「春よ、来い」
課題曲が今日からスタートしました。
先生は楽譜の読めない私に丁寧に解説してくださり、
運指の番号も楽譜に振ってくれて、お手本も演奏してくれました。
なぜかはわからないのですが、自分自身がまるでアンプになったような
錯覚がありました。音を拾い、音がじんわりと心に広がっていく感覚。
(適切ではないかもしれません……)
昔のわたしならピアノ曲にすら興味を持たなかった。
何か理由を見つけては「あれができない」「これもできない」を並べるのを
やめて、わたしが楽しみたいと思うことをはじめてからは、受け取るものが
多くなった気がします。
人の親切や温かい言葉、優しさ。
必死に手を伸ばしていた時は届かない気がしていたのに、
力が抜けた途端にその存在に気づく。
そしてさらに欲張りになっていくのでした。
なぜか前回の課題曲よりも好きな曲のせいか、指が動きそうな気配。
ピアノが弾けるようになって、感情を音に乗せて表現して、その喜びを
誰かと分かち合う感覚を、いつか本当に実現してみたいなと思いました。
今も霧雨が降っています。
皆さんの休日が素敵な夜になりますように。
追伸
マスクしている人が増えました。
季節の変わり目でもあります。どうかお身体ご自愛ください。
感謝を込めて