昨日、友人がオーナーを務めるカフェで、一日アルバイトをしてきました。
普段は会社員として働いている私にとって、この時間はとても大切な「心の調律」になっています。
組織の中に長くいると、誰かと真っ正面から一対一で関わることや、目の前の人が気持ちよく過ごせるように配慮するという、人間として基本の、けれど最も重要な感覚をどこか置き忘れてしまいそうになるからです。
傲慢の芽を摘み、「尊大な化け物」にならないために。
私の父は私が役職付きになった年に言葉を私に授けてくれました。
「会社から役職を賜ったら、自分が一番腰を低くすべきだ。部下にも敬語で話し、丁寧に接しなさい」
誰に対しても敬意を持ち、尊重して接する。その感覚を常にアップデートし、鈍らせないための最高の修行の場が、私にとっては「接客」なのです。
朝9時から17時までのカフェタイム。
白いアイロンのピシリとかかったシャツに黒いパンツ、カフェエプロンをつけると気合が入ります。
私は大の紅茶好きで、持ち前の凝り性が高じて資格まで取得してしまいました。
昨日はその特性をフルに活かし、お客様に質問された茶葉のご説明をしたり、お好みの香りや味わいを伺っておすすめのフレーバーやハーブティーをご提案したりしました。
自分の知識が誰かの「美味しい」や「心地よい時間」に変わり、役に立てている実感が心地いい。
「誰かのために心を尽くす」という原点に立ち返る、最高に楽しく、贅沢な一日でした。