こんにちは!
クリスマス🎄が近づいてきましたね!
1年は早いです!今日はクッキーつくってました笑
さて、今回は第二話「虚偽の熱」のモデルについて深掘りします。
▼物語はこちら
https://kakuyomu.jp/works/822139840700721800/episodes/822139841196718193【「信じる」だけで肉体が変質する?】
物語の中で、先生がハヤトとアカリに「砂糖玉を薬と信じ込めるか」という問いを投げかけました。これは「プラセボ効果(偽薬効果)」と呼ばれるもので、医療現場でも実際に研究されている、れっきとした脳の仕組みです。
脳が「これは効く!」と確信すると、身体は自ら痛みを抑える物質を出したり、自然治癒力を高めたりすることが科学的に証明されています。「病は気から」なんて言いますしね!
この話のモデルには、さらに一歩踏み込んだ「暗示による火傷」という実験もあります。
実験の内容:
被験者に目隠しをし、「今から赤く熱した鉄棒を腕に当てます」と強く暗示をかけます。しかし、実際に触れさせたのは「冷たい鉛筆」。
すると、どうなるか。なんと被験者の皮膚には、実際に「火傷の跡」ができたという報告があるのです。
脳が「熱い!」と確信した瞬間、体は物理的な熱がなくても、そこを修復しようと炎症反応を起こしてしまう。まさに「信念が物理現象を引き起こす」のです。
◇ やってみよう!
―― 10秒でできる!脳の「書き換え」体験――
今回は、あなたの脳がどれだけ身体をコントロールしているか指が伸びる(?)実験をやってみましょう!
① 左右の掌を合わせて、手首のシワの位置をぴったり揃えてください。
② そのまま指先を見て、左右の「中指の長さ」を比べます。(だいたい同じですよね?)
③ どちらか片方の手(例えば右手)だけをじっと見つめて、心の中でこう念じてください。
「この指は、どんどん長く、しなやかに伸びていく……!!!」
④ 10秒間だけ、その手が魔法のようにスッと伸びる様子を強くイメージします。
⑤もう一度、手首のシワを合わせて長さを比べてみてください。
……どうですか?
「あれ、さっきより少しだけ指が長く見える?」
と感じませんでしたか?
実はこれ、本当に骨が伸びたわけではなく、脳が「伸びる」という暗示を受けたことで、関節の緊張が解けたり、筋肉がリラックスしたりして、実際に指のリーチが数ミリ変わることがあるんです。脳の「思い込み」って面白いですよね!