こんにちは!
今日はあいにくの天気ですね。気圧に弱いのでちょっと頭痛してます。皆さんは大丈夫でしょうか?
㊗️『境界の標本室』完結記念
ということで、今日から数日間、物語のモデルとなった「境界科学」の世界をご紹介しようと思います!
第一回は、「共感覚」です。
▼物語はこちら
https://kakuyomu.jp/works/822139840700721800/episodes/822139840704145001【共感覚とは何か?】
通常、わたしたちは「目は光」「耳は音」というように、感覚を分けて処理しています。
しかし、共感覚を持つ人は、一つの刺激から複数の感覚が同時に引き起こされます。
◆ 共感覚の例
・色字共感覚:文字や数字に色が見えるタイプ
・色聴共感覚:音楽の音階や楽器の音、単語の発音に色が見えるタイプ
・数型共感覚:数字や日付が空間に配置されたり、特定の形に見えたりするタイプ
・味覚共感覚:特定の言葉や音に味を感じるタイプ
・触覚共感覚:痛みや触覚に色や形を感じるタイプ
・感情共感覚:感情や人の印象に色を感じるタイプ
物語中で、アカリが言った「街の音に鉄の味がする」というのも、実際に「音」という聴覚刺激が「味覚」として脳内で変換されている現象に近い状態です。
◇ あなたも共感覚者かも?(セルフチェック)
実は、共感覚は「100人に1人」あるいは「2000人に1人」など諸説ありますが、自覚していないだけで微細な感覚を持っている人は多いと言われています。
Q 以下の質問を、直感で答えてみてください。
・「あ」という文字に、特定の色を感じますか?
・「1、2、3……」という数字に、それぞれ決まった「性格」を感じますか?(例:1は真面目、2は優しい、など)
・カレンダーを思い浮かべる時、自分の周囲に日付が「輪」や「階段」のように立体的に配置されていますか?
これらに強い一貫性(いつ聞かれても同じ色や形であること)があれば、あなたも共感覚の持ち主かもしれませんね!