コンセプト。
面妖な言葉ですな。
コンセプトが大事とか、コンセプトが見つからない……とかってよく言うけれど、結局コンセプトってなんなのさ❓❓❓🤔
という問いに対する、あくまでわたしなりの答えは、
「作者がその作品を通していちばんやりたいこと」
となります。
そう、やりたいこと。
伝えたいことが「テーマ」なら、もっと根本的に、作品の最初から最後まで一貫してやりたいことがコンセプトになるのかなあ……と素人ながらに思うのです。
要はさ、よくお笑い芸人さんやアイドルグループやバンドが「方向性の違い」で脱退、解散とかってあるじゃん、その「方向性」ってやつを決めるのがコンセプトなのかな。
⚠️👆🏻これはあくまでわたしが勝手に言ってるだけなので話半分にお聞きください⚠️
それで言うと、先日無事に完結を迎えた『熊埜御堂姉弟の受難』という作品では、「わたしのやりたいこと」という意味においてのコンセプトは極めて明確でした。
すなわち、以前の近況ノート(また点⑵)でも書いた、
「読者に伝わるとは到底思えないしそもそも伝えるつもりもない、2000年代初頭のテレビや音楽やお笑い芸人のネタを無限に引用した、大半が本質や中身とは無縁のおおよそ物語の本筋には関与しない無意味かつ冗長な描写に費やされた、仮に映像作品ならば『放送事故』としか処理されかねないような文章」
これ。
これが間違いなく、本作のコンセプトでした。
さても、また点⑵でわたしは
「このナラティブが、いったいぜんたいどんな物語を語るうえで最も効果を発揮するのか、それを試行錯誤する試みそのものが目下執筆中の『熊埜御堂姉弟の受難』なのです」
などと生意気なことを吐き散らかしておりますが、わたしの試行錯誤の足跡はほんの少しでも皆さまに伝わったでしょうか……?
もし伝わっていたらこれほど嬉しいことはありません🥲💓
ということで『熊埜御堂姉弟の受難』、読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました!!!!!!!!!
そして今読んでくださっている方にもありったけの愛と感謝を🙏🥰
今後とも蓮沼をよろしくお願いします🤍
【追伸】
本作連載中に更新していた近況ノート「また点滅に戻るだけ」というのは、わたしの大好きなダウ90000さんの単独公演のタイトルから拝借いたしました😘