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奴隷ローマ転生のtips 11話

パトロヌスとクリエンテス:
いわゆる庇護関係。パトロヌス(庇護者)は法的・資金的な後援を行い、クリエンテス(被保護者)は選挙への協力や事業の利益の一部上納を行う。御恩と奉公のような概念。
ただ、どちらかが没落したからと言って見捨てたり関係を解消する行為は非常に名誉を損ねる行為であり、一度結ぶと簡単には解除できず、世代を超えて結ばれる縁だった。
ただ、時代の流れにより庇護者と被保護者の力関係が逆転することは当然ながらよくあり、その場合は関係の解消というわけではなく対等の友人関係や同盟者的関係なったり、実態として形骸化することは往々にして存在した。

開放奴隷の元主人への服従義務:
庇護関係と似て非なる関係。それが開放奴隷と元主人との関係。
解放奴隷は生涯にわたって元主人への義務を負った。
無論もう奴隷ではないので無制限にというわけではないが、その義務の範囲は庇護関係の比ではなかった。
例えば元主人から不当な扱いを受けたとしても、元主人を告訴することは原則として法務官の許可なしにはできなかったりしたし、子供を残さず死んだ場合は元主人に相続権が発生したりもした。

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