皆様、こんにちは。
今年もあと二日でおしまいですね。なんだかもう時間の感覚がよくわからない状態です。
それでもどうにか、先日予告した通りに新作ミステリー短編「妖怪のっぺらぼうと顔のない殺人」が完成したのでアップできました。
(
https://kakuyomu.jp/works/822139842085047468)
お題が「卵」ということなので、「卵のようにつるりとした顔」とされる「のっぺらぼう」の話をやってみました。
言わずもがなの「顔のない妖怪」であるのっぺらぼう。彼がいつも通りに「顔をなくしてしまったねえ」と人を驚かせようとしたところ、出会った女子高生の綾子ちゃんから「お父さん?」と呼びかけられることに。
どうやら、綾子ちゃんのお父さんは少し前に「顔のない死体」とした発見される事態が起こってしまったという。
ちょうど彼女の父親が死んだ近辺で「顔をなくしてしまってねえ」なんてやっていたことで、「死んだ後も成仏できず、必死に顔を探している幽霊」なんだと思われてしまった様子。
家に連れて行かれ、「こんなみっともない姿になってしまって」と家族に涙を流され、気まずくなるのっぺらぼう。
更に事態は悪化し、「顔のない死体」という「ミステリーあるある」な単語を気にした刑事により、「本当はこの家のご主人、生きているんじゃないですか?」と疑われる事態に。
そうして、「顔のない死体」を巡るミステリー案件に巻き込まれ、自分はどう行動するべきかと悩むことに。
……という話です。
ちなみに年末年始にアップする話なので、「縁起のいいオチ(?)」を用意してあります。
今回は特にオチ部分で頑張り過ぎたせいか、書き上げた当初は「13800字」とかなりヤバい数字になりました(汗)。
その後もどうにか構成とか書き換えて、無事に一万字以内に収まることに。
前回も2400字削った後だったので、ちょっと心が折れそうになりましたね。
そういうわけなので、今夜からのお題はやっぱりお休みとして、また後日の楽しみにとっておこうと思います。
でも、気になりますね。「つま先」のポジションに来るような「死にゲーお題」が出てくるのかどうか。
今年は既に「未知」「卵」とどことなくSFと相性のいいものが続いているので、次は何が来るのか。
そういうわけで、是非ともお読みいただければ幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします!!