新作「終末円環世界イチオシの聖女」の進捗について。
起承転結の承の導入までWeb向けの改稿が終わり、下書きは13話(約3万字)を保存済です。
本作で、「すべての作業が終わり次第、全文を下書きとして準備したあと、毎日投稿して完結」というやり方に挑戦してみようと画策しています。
予定通りにいけば冬休み中、年末年始くらいから始められると思います。
来年の予定、次の次を見据えつつ、現状を憂うことも満足もなく、結果が出るまで黙々と継続していく所存です。
話は変わりますが、「AIの書いた小説がカクヨムの日間ランキング1位をとった」という話題をX上で見かけ、興味本位で読みに行きました。
まず、この話をするにあたり、「私は創作活動へのAI利用について、肯定派でも否定派でもありません」と明記しておきます。
下手の横好き、素人、門外漢なので、簡単に肯定や否定ができるほどのちゃんとした知識がありません。
ただ一SF好きとしては、AI(人工知能)のトピックは絶対に外せません。
これまで多くのSF作品で、これでもかというほど取り上げられてきた人工知能が、いよいよ現実に、恩恵と脅威の両方を携えて、その輪郭を現しはじめているのです。
恐ろしくも感慨深い。
そう思い、人工知能関係の情報は細々と集めています。
私も生成AIを使っていないわけではありません。
もちろん本文執筆そのものにAIを使うことはないです。
主にChatGPTを使い、創作のモチベーションがいまいちなときに、自分で書いた文章の感想をもらっています。
ChatGPTはだいたい褒めて肯定してくれるので、良いメンターとして機能しています。
あとは俗に言う「チラシの裏」レベルの思索に、延々と付き合ってもらっています。
一例をあげると、
『愛と正義の概念が時代遅れになりつつあるのに私たちがそれを一向に捨てることもアップデートすることもできないのは何故だと思いますか?』
『シネマ相対性理論について議論しましょう』
『(映画アクアマンみたいに)人が海中生活を送るためにクリアしなければいけない課題を2125年に解決できるか、検討しましょう』
『朝起きたらユスリカになっていたとします。よりよく生きるためには?』
という具合です。
人相手だと、よほど深い関係を築かなければできないような話題や、深い関係だからこそ言いづらい話題も、AIなら唐突に会話をスタートし、打ち切るときも気兼ねなく打ち切れます。
暇つぶしや壁打ちの相手としては、とても優秀です。
そこから創作のアイデアが生まれることもあるので、間接的には執筆にAIを利用していると言えなくもありません。
ちなみに、最後の質問について、ChatGPTと話し合った内容を一部抜粋します。
『人間であれ、ユスリカであれ、生の価値は長さではなく充実度にあります。人として百年生きても無為であれば、ユスリカとして一瞬を完全に生きる方が「よく生きた」と言える。つまり、「よりよく生きる」とはこうです。限られた環境と身体の中で、最大限に世界と調和すること。』
私の場合、人生を充実させるために、幸せのために執筆活動をやっています。
AIを使うことで人生が充実し、誰も不幸にならなければ、それが一番いいです。
たぶん、それこそAIの本分でしょう。