こんにちは、お疲れ様です。
新作『終末円環世界イチオシの聖女』を書く毎日です。
年末年始スタートを目指してラストスパートをかけています。
仕事の忙しさとあいまって、SNSには低浮上気味です。
現在は21話に取り掛かっています。
新規書下ろしの山場を越え、既定路線を変更し終えたところです。
前週に考えていた、キャラの性格を変えた方が面白くなるかもしれないという案は、諦めました。
物語を積み上げていく途中からキャラの性格を変えると、物語の進行に伴って動いていくキャラの動線と動機とがうまく整合しなくなります。
もともと非好戦的だったキャラを好戦的にしたとします。
初稿では戦いを回避するような位置にいて、「ここは逃げよう」みたいな言動をしているのに、好戦的なキャラなのです。
明らかにおかしい奴が出来上がります。
それを途中から直していくディレクションは血反吐を吐くほど大変です。
なので、105.1マイルで匙を投げました。
最初から不可能なことだと、すぐに気がついてしかるべきでしたが、疲れているのかもしれません。
ここからは余談ですが、「果てしなきスカーレット」を観てきました。
結論から言うと、自分は楽しめました。
ストーリー、美術、演出、作画、すべて興味深く、面白かったです。
渋谷のダンスシーンは、自分は見ていて泣けました。
そのあとのスカーレットの台詞と合わせて、ものすごいやるせなさを感じたのです。
貧しい人が宝くじのあたった自分を想像するように、マッチ売りの少女のように。
そういう風に、自分はあのシーンを受け止めました。
ストーリーは行間を読む必要があるとか、難しいとか、いろいろな意見をSNSで見かけましたが、自分はすんなり楽しめました。
微妙だったら、この作品は「Not for me」だったんだなと思うようにしています。
「果てしなきスカーレット」は違いました。
言葉を尽くすなら、自分の嫌いなものを否定するときではなく、自分の好きな作品をほめる時に尽くしたいですね。
似た有名な語録があったなと記憶を掘り起こすと
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」
ですね。
「ツギハギ漂流作家」、自分は好きだったので、もっと続いてほしかったです。