私は子どもの頃は木登りが大好きで、大人になっても未だに木のあるところは息がしやすいように思う。
近所の丘の上の小さな神社は、まぁまぁ大きな雑木林を抱えていて、私は此処で見上げる狭い空が大好きである。
丘の下の鳥居をくぐるときは、腰で礼をする。
参道の真ん中を歩くのを避けたい気持ちはあるが、なにぶん石畳が狭い。
自然石を積んだような階段を上がると拝殿がある。今日はそこを拝んだあとに、拝殿向かって右のほうに回った。そうやって見上げたのがこの写真である。
我が左手を拝殿に触るごとく拝殿を周回する。冬にここを歩くとドングリなどを踏み潰して申し訳のない気持ちになるが、いまドングリの全く無いのは、風の仕事か、管理の方のお仕事か。
拝殿を一周して、拝殿に頭を下げて、階段を降り、丘の下の鳥居で振り返って礼をした。
そして私は、鳥居の前に止めた自転車に乗って図書館に移動した。それが今日の午後の私のささやかである。