そうだ あの時
ヒメジョオンが見ていたね
君はお散歩に出ると
いつもすぐに四股踏みスタイルになって
スッキリしてから
お散歩を楽しむ
わたしはビニール袋のおみやげを持って
ずっとついていくことになる
あの時はめずらしく
河原に出てから
もういっぺん四股踏みを始めた
えっ
またやるの?
さすがに二度目は
なかなか出なかった
その時だった
土手の上の君のまわりに
いっぱいのヒメジョオンが咲いていて
君をとりかこみ
心配そうに見ていたよ
出るかな
出るかな?
ぽっとん
1個でおわり~
君は自信満々
後あし砂かけ儀式をして
お散歩続行
見ていてくれたヒメジョオンたちも
ほっとしたようにゆれていた
君はえらいね
なんにも恥かしくないんだ
自分の生きざまに
誇りをもってるんだね
もう
ずいぶん ずいぶん
昔の思い出だよ
君は何度もなんども
わたしに四股踏みスタイルを見せてくれた
いつも やれやれと思ってたけど
今は
君がどんなにわたしに
幸せをくれていたのか
それを思う
この広い宇宙の中で
わたしに出会い
何度もなんども
四股踏みを見せてくれた君
ありがとうね
きっと
また会おうね
ヒメジョオンの中で
会おうね