「俺ヲ……娘ノトコロへ……返シテクレェ!」
はい、若干のネタバレになりますがコンビニ跡地に踏み込んだが最後、取り込まれてしまった作者です><
いや、それだったら今ココであとがき書いてるハズがないので、そこは流石に本当の話が入っているわけではないのですが(というセルフ突っ込み)
って読んでない人には何のこっちゃ?なあとがきですが、川中島初の執筆となる今回のホラー『コンビニ跡地』
【この話には一部、実話が含まれております】とアナウンスしていた事をどれくらいの方が気にされているかな? と思ってちょっとしたサプライズを入れてみました。ここからはその答え合わせ的な感じです。
あ、こっち先読んじゃうと怖さが半減してしまいますので、本編未読でこちらから読まれた方は是非とも本編をご覧ください。
コンビニ跡地
https://kakuyomu.jp/works/16818792437638414374 で、がっつりネタバレに入りますね。
この話を書こうと思ったのは実際、【N県 呪われた心霊スポット8選】というのをたまたま動画で見てしまって、気になったS市のコンビニ跡を不用意に検索してしまった事。
そこに娘の事で本当にどうにもならないくらい落ち込んで「あぁもうこんな役立たずのダメ親なら〇んで保険金にでも化けた方がこっちも楽だし向こうも大歓迎なんじゃないかな」なんて自暴自棄になるほど落ち込んだ事。
その2つが重なって誘惑に導かれるように「このコンビニ跡地に行ってみようかな」と思ってしまった事が動機でした。
という事で「何処までが実話の物語か」は1話・序までが正解でした。
実際、そのコンビニ跡に行ってみるにもソコは確か、すでに建物が残っていないんですよね><
だけど実際に、そのコンビニ前で起こったこと自体は恐らく本当の話で。
彼氏と待ち合わせていた女性が国道でトラックに撥ねられ死亡。その後彼氏も茫然自失という状態でコンビニの駐車場で佇む姿が目撃される。夜勤が続々と辞めて仕方なくシフトに入ったコンビニ店長が目撃したのは、血まみれの女が絆創膏を求めて店内に入店してくる姿で、それを見た翌日にコンビニの閉鎖を決意。
とそこまではどうやら、ネットで書き込みがあったのを確認しました。
そしてその悲しい出来事があったのがつい最近までの拙作『あの夏に、君と。』の出来事があった時期に重なる(事件発生は恐らく1年ぐらいのタイムラグはありますが)事もあって、この作品が生まれたというわけです。
私は『霊が視える』とかは無いのですが、ちょっとヤバいものやそういうのが居る所に行くと誰かに見られている感じ(吐息が掛かるぐらい真後ろに張り付いて凝視されてるような不快感)と背筋に寒気を感じる程度には霊感はあるので、霊は居るものだと思っています。
その上で思うのは『人を無差別に理由なく襲う霊』なんてものは恐らくほとんど存在していないという事。
霊になった方はそれなりの理由を持ってこの世を去った事に心残りがあって、それゆえにその場に訪れた人間に何かを訴えたり、恨みをぶつけているように私は感じるのです……ってまあ、これはあくまで個人の感想です。
だからそれを面白半分で心霊スポットと言って面白がる人間やTV番組は障りがあって当然だし、除霊する人間というのも、実際はカウンセラー的な能力なんじゃないかなと思うんです。
私は霊も視えないし声も聞こえないし、視えたとて話を聞いて納得させてあげられるスキルも自分には無いと思うのですけどね><
ただ今回に限っては同じような境遇を経験してきて、本当に被害女性が心から可哀そうだと思っていたので通じ合う事が出来るのかなと、そんな事を考えて書いてみた次第です。実際には実践していないので分からない所ですが。
とそんな創作とホントが混じった不思議なホラーとなりましたが、お盆も近い事ですし、お読みいただいた方は都会から遠く離れた日本海側・裏日本と呼ばれるN県の、それも主要都市でもないS市で全国放送になるような事件でもなく命を落としてしまった女性にほんの欠片程度でも思いを馳せ、安らかであるようにと願っていただければ幸いです。念は届くというからね。
あ、一番重要な事言い忘れてました。この作品、ホラーとして面白かったかどうか感想をください♪次回ホラーを書く事があるか分からないですが、参考にしたいですので^^
それではまた、次回作でお会いしましょう!