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【予告】作品の改題&作風変更について。

どうもこんばんわ、昔から言いたいことがコロコロ変わる、川中島ケイです。一番信用されないタイプっ!

 さてさて、タイトルの通り私の作品『Breathing』ですが今後、作風というか、改題することを含めて描き方というかを少しずつですが変えていきたいと思います。

 きっかけは1つ前の近況ノートで取り上げました神山さまの「作品を育てる採点企画」での内容を受けての事。

 https://kakuyomu.jp/works/822139838343740447/episodes/822139841057234817


 実はその少し前から、この作品を『漫画的な描き方をする』か『青春小説的な描き方をする』かで悩んでおりました。

 最初は自分が感銘を受けたものと同じような感動を、自分が描くもので生み出したいし、それをきっかけに参照原作を知ってもらえたら……

 そんな気持ちが強くて書いていたので、作品タイトルもキャッチコピーも影響を受けた曲からである部分を強いこだわりとしていたし、弱虫ペダルで胸アツだと感じた場面や描写を『小説という形態で同じように描けたら』という意識が強く働いていたと思います。


 ただそうして描きながらもスポーツ小説を読んだり、自身の作品の先をどんどん考えるうちに「作品をメインにより良く伝えるためにはどうしたらいいか」という方向に考え方がシフトしていき、それを第一に考えるのであればこのままではダメだとうすうす感じ始めていたところに今回の採点での批評がありまして。

「ああ、自分の作品としてちゃんと書くためには好きなものは好きなままで、そこから離れなければいけないんだな」と気付いた気分です。


 そんなわけで現在執筆&公開中の1年生レース編まで書き上げましたら、中学生編を若干ずつ改稿していこうと思います。

 ごっそり書き換えるわけではないのですが「主人公・ヤイチの視点からの思考や感情を通して徐々にロードバイクレースの世界へと身を投じていく成長物語」という軸を持って、あまり濃いキャラクターを乱用せずに周りを良きライバル・良きメンターとして描いていくようにしようかと思っています。

 コミカル担当のゴッデス相棒と自称ビューティーサイクリスト()は真面目なキャラに書き換えようがないのでそのままですがw

 そして今の1年生編は主人公を中心にチームがまとまってライバルと戦っていく話、そしてインターハイ云々にかかわらずどうしても今年で引退してしまう3年生との絆を描く部分なども交えて展開していきます。余談ですが2年生は来年関わる部分が大きいので恐らく、絡みは少ないかも……


 それともう一つ、改題&キャッチコピーの変更についてですが、ここは本当に看板として物凄く大事な部分ですので熟考の上、決めていきたいと思います。

 本当は採点を受けてすぐに『Breathing on the Road』に、キャッチコピーは『呼吸をしている』の部分を『この場所に立っている』に変えるという安直な案も考えたのですが……違いますよねw


 最近読んだスポーツ小説が熊谷達也先生の『エスケープトレイン』近藤史恵先生の『サヴァイヴ』『キアズマ』競馬小説としては古内一絵先生の『灼熱のメイダン』(『風の向こうへ駆け抜けろ』シリーズ3弾目)

 どれもタイトルだけで読みたいと思わせる作品ですし、特別な才能を持っているわけではない(センスは持っているけど、テンプレチートみたいに『磨かなくても他を圧倒できる天才」というわけではない)主人公が努力や周囲のサポートで才能を開花させて勝利を掴み取っていく作品なので、そういうものを目指していきたいなと思っています。

 長くなってしまいましたがこれからも作品をよろしくお願いいたします。

 あ、ここまで読んで戴いた方だけにネタバレしますが、主人公・ヤイチは大器晩成タイプで大活躍するのは高校3年です。3年生や現2年、チームメイトやライバルとの闘いから得た色々を集約して、最後は赤城くんと……いや、その先は是非お読みいただければと思います(ちなみにいっておくとBLじゃねえぞ……期待してる人とかいないと思うけどw)

 今日の1曲
 LASTGASP「Believer」
 https://www.youtube.com/watch?v=6xTWYbqZeWs

 弱虫ペダルで多くの主題歌を担当したバンドですが「上手くいかない現実からでも頑張っていこう」と思わせてくれるような歌詞が多くて励まされます。なかなかツアーとかやらなそうですが……いつかライブで観たいバンド。

2件のコメント

  • 川中島さまのそのお悩みは二次創作界隈の方がオリジナルを書こうとした時の悩みに類似しているとも思います。事実、私も中々抜け出せませんでした。

    自分を満足させつつ相手を満足させたいという想いとどう戦うのか。

    そこをどう折り合いをつけるかといった感じでした。

    結局は、色々と経験したり読んだり書いているうちになんだかごちゃごちゃと混ざってきて自分なりの色が出たような気がします。
  • 神山様、コメントありがとうございます。

     いやもう、めっちゃ悩んでます。ただそれを抜け出してようやく初めて「自分にしかない作品」と言えると思うので。

     もう少しスポーツを題材にした書籍化小説も色々と読みながら深めていきたいなと考えています。また改題&改稿しましたら採点に挑戦したいと思っています。
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