章、読んでいただきありがとうございます。
この章で書きたかったのは、「うまくいっているのに、問いを間違えていた」という話でした。
マーケタは観察して、分析して、少しずつ状況を変えていきます。乱暴な冒険者をうまくかわした夜は、たしかに「うまくいった」でした。
でも最後のほうに、それだけだったと気づく。
解こうとしていた問いが、そもそもズレていた。隣にいた人が何を抱えていたのか、見えていなかった。頭で考えて動いていた分、見えなかったものがあった。
3章からは、視野が変わります。「自分を守る」ではなく、「この場所を変える」へ。引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。