https://kakuyomu.jp/works/2912051600290959078/episodes/29120516006837186502,276文字。
書きあがってからもしばらく寝かせて、かなり余計な比喩や要らない要素を削りました!
サイズ的には良い感じに収まってると思うのですが、どうでしょう。。
とにかく前半で、少し抑え目な文体を意識しました。
全体的にも前回よりかなり大人しくしていると思います。
「珊瑚花」は名残惜しかったのでタイトルへ笑
【あらすじ】
深夜、隣室から幼い女の子の泣き声が聞こえる。
ケンジは、隣に住むシングルマザー風の女を思い出す。
「ネグレクトでは?」と思う。
通報も考えるが、面倒、関わりたくない、逆恨みされたくないので動かない。
しかし翌朝、疲れた自分の顔を見て、母親の記憶を思い出す。
「ちゃんと食わせるのが大人の務め」
一服して、ケンジは通報を決意する。
通報しようとした瞬間、隣の女の子が訪ねてくる。
「ママが、あがったまま、もどってこない」「おなかへった」
ケンジは、
「あがった」を「仕事上がり」と解釈。
女の子へ食べ物を渡す。女の子は喜ぶ。
ケンジは、「自分はちゃんと助けた」という満足感を得る。
さらに、「ママも助けてほしい」と言われるが、
「母親の食事のことだろう」と解釈。追加の食べ物を渡す。
そして、「もう大丈夫だろう」と安心する。通報もしない。
その夜。また泣き声。
「ママ、ごはんたべてよぉ」
ケンジは違和感を覚える。
嫌な予感。隣室へ向かう。異臭。暗い部屋。
子供は、「ママを助けて」と言う。ケンジは恐怖を感じながら部屋へ入る。
明かりをつける。首を吊った母親。
子供は、母親がまだ生きていると思っている。
「ママね、甘いものがだいすきなんだよ」
「はやくおりて、たべたいんだって」
子供は笑う。
ケンジは、自分が「助けた気」になっていただけだったと理解する。
終了。