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フィールドワークだいじ。

たいてい休日はひきこもり、
「今時分はインターネットで何でもわかるからいいさ」
と黄昏れてるオジサンですが。

もう数年前になりますが、アニメ
「宇宙よりも遠い場所」
を見て、立川市の国立極地研究所 南極・北極科学館
に行ってみたことがあり。

第二次大戦で敗戦国になった日本は、南極「大陸」には基地を作ることが許されず、
そこで、電離層の研究のために、オーロラ帯にある島を選んだのであります。
今は海底ケーブルとか衛星通信ができますけど当時は無線ですから。


自衛隊陸上自衛隊広報センター りっくんランド
でも南極の氷を展示していたことが有り

さて、今年の秋、仕事に余裕が出来たので、休みを休養に充てたり
社会科見学?にあてたりすることが出来るようになったですよ。
施設の一般公開日に行ってみるのです。おそらく高校生や大学生のリクルートなんですけどね。

まず、埼玉のJAXA・地球観測センター。
いろいろ圧巻なんですが、定時になると、
巨大パラボラアンテナで人工衛星を追尾して観測データを受信するです。

ちなみに人工衛星に乗せられた観測機器は、地上の基準点や、地上で計れる観測データと合わせて、運用中も校正(更正)してるそうです。

次に、和光市、理化学研究所。
「ES細胞はあります」
じゃなくて、明石標準時からセシウム時計、うるう秒と進化してきた
時間・時刻の概念が
「光格子時計」
によってめっちゃ精密に計れるようになったのです。

そして、今回、茨城県石岡市の気象庁から地磁気観測所。
最初は「チバニアンはどうしてできたん?」と思って教科書類を
読みあさっていたわけですが、今回、行ってみて、
「そもそもなぜそれほどまでに地磁気を観測しようと尽力したのか?」
という疑問が。

最初は
「磁極と正しい北極がズレてる。たいへん。」
大航海時代とか。極地探検とか。
(ちなみに伊能忠敬が日本地図を測量していた時期は、幸い、ほとんどズレが無かったらしい。いいじきでしたね。良い仕事してましたですね。)

からの
地震予知に使えるんじゃね?
そして、電磁波と鉄筋コンクリートと自動車に溢れた現代日本では、

火山の水蒸気爆発の予知に使えるんじゃね?

となっているそうです。

・地球を取り巻く赤道環電流の強さを表す指数を決定するため、
世界に4ヶ所設置されている観測所の1つ

#100年間毎朝9時(グリニッジ標準時の0時に合わせた)に記録紙を真っ暗闇の中で取り替える地道な努力が評価されたん。

たぶんおそらく、「人工衛星を打ち上げて運用できる科学技術レベル」が無いと、国際的に信用されないん。


・日本唯一の地球磁気計測器の検定(船舶や航空機で使用されるコンパスをはじめ地磁気測器の検定)機関

・南極地域観測隊への職員参加・観測隊員養成

#「よりもい」でも報瀬たちが「もうちょい右ー」「おっけー」とマッピングしてオリエンテーリングしてたしてた。

で、いろいろ繋がった結果、

「人生には、北極星とかシリウスみたいな、絶対座標が必要なん」

というのが結論でした。

スパコンも人工衛星も、自然科学は
「二番じゃ駄目なんすか?」
とか値切って成れる「二番」では無い世界だった。熾烈なトップ争いをしてる世界だった。とはいうものの、自然科学にかける予算が縮小傾向にあるとするならば、先行研究の有無よりも、まずは社会的なニーズから、先行研究があっても、追い抜いてでもやるぞ的な発想で行くしかなくね?ってなってる。

世界はどんどん進んでいくけれども、僕はソシャゲが楽しくて。
ラノベ読んで好きなモノ書いてれば、それだけでも良いんだけど。

五里霧中で、更級日記の東国武者のように、ススキの原っぱを馬に乗って走り回ってるにしても、北極星かシリウスはあったほうが良いもんだ。

あとバス待ってる間に、ぼーっと、
邪心も童心も無く、ひたすら無心に、
羊雲が流れていくのを見るのは、個人的にすきなんだと思ったん。

竹林を流れる風の音も好きだなあ。

あと注意事項として、体感だが、小売店の減少に伴い、道路わきにあった清涼飲料水の自動販売機がかなり減少したと思う。

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