20代の頃にローファンタジーの演劇を見た。
数人で旅を続けるのだが、旅の途中、一人ずつ脱落していく。
現世の快楽におぼれ、
体力の限界を感じ、
霧の中で己も仲間も見失い、
この世界を捨てることをためらう。
中に一人、
「深い悲しみにとらわれてしまった。
これ以上、前に進むことができない」
と、深い嘆きの中で仲間に別れを告げる場面があり、
ふと思い出し、
そういえば悲しみにとらわれたままでは
前進できないな、
と納得した一方で、
悲しみには、きちんと向き合わない限り、
前に進んだつもりが、同じところをぐるぐるとまわっているだけだと唐突に理解した。
かなしいときー。