カクヨムにお世話になり始め、同じようにキーボードをたたいている書き手同志たちがどんな背景や心理なのか、というのを、身を持って体験しながら日々過ごすようになりました。
同志諸君のエッセイを拝見させていただいて、そこでよく見かける執筆のきっかけや動機が、
「国語が得意で」
「授業で小説を褒められて」
「友人に小説家を進められて」
という文言。
……どれも私にはない体験だ。
国語教師の娘に生まれて、言葉遣いを端から直される幼少期。
課題の作文は必ず父の監修で、全文書き直し。(原文を良いと言われたことはない。もちろん書き直した方が名文ww)
「ひどい文章」
「もう好きに書けばいいんじゃない?」
教師から言われる感想。
高校の時に小学校の担任に「最近は小説を書いてみています」と年賀状に書いたら、後日「小説家になるとは何事か。あなたは考古学者を目指していたのではないのか」とお叱りの長文手紙。
国語は平均点以下。地学と世界史は学年トップだよ。
書いてみたら冗談みたいなエピソードだよな。
フィクションだと思うならそれもよし。
なのに、書き始めちゃった……
だから、「小説家になった方がいい」「国語が得意」ってエピソードをお持ちのあなたには、激しい嫉妬を感じます。
……そんなわけで「国語が得意」エピソードはないけれど、
それでも文章を書きたくなる衝動は止められません。
今日もキーボードの前で、嫉妬と楽しさのあいだを行ったり来たりしています。
褒められなくたって、書いたもん勝ちだよ、チクショー!