アルケとアドラステアが砂に手を突っ込んで確かめると、確かに深く潜るほど何やら温かい
「 ???何の魔法だ、こりゃあ?」
「 …… これは地熱ね?地下水脈に温泉が流れているんだわ」
「えっ、地面の下に水が流れてんの?」
「水じゃ無くてお湯よ、ブリタニアにも温泉くらい在るでしょう?」
「えーー ?アレか?ローマ帝国が造った遺跡?」
嘗てブリタニアが古代ローマ帝国の支配下にあった当時、バースの地にテルマエ温泉浴場を構築していたが、アルケは行った事は無かった
ローマ軍が引いてから一時は衰退したが、18世紀に入り療養地として貴族の間で再利用され始めて居たのだが、平民出身の彼女には縁の無い世界だ
「温泉は美容と健康に良いのよ?」
アドラステアもさっさと浴衣に着替えると、砂に埋まる
美容に良いと聞いてアン・ボニーとメアリー・リードの2人も、横に並ぶ
「何だよ、聖女様とテメーはやらないのかい?」
「わざわざ砂まみれに為るのはちょっと …… 」
レダは遠慮したが、アルケは挑発されてガントレットを外した
「ぷふっ!ギャハハハハハ♪何だテメー、その日焼け跡はヤバいぜ!?」
寝る時以外、常にガントレットとサバトンを身に着けて居たアルケは、見事に間抜けな日焼け跡に為っている
肘から先と、膝から下だけが白くて、身体は下着のラインを残して小麦色だ
見事に逆パンダである
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