「良し!となりゃあ、先ずは全部で幾ら在るのか勘定しなくちゃな?誰か数を数えられる奴は?」
ピラータが全員に問うが、200人以上居る船乗りの誰も手を挙げない
両手の指で数えられる以上の数字は、分からないのは普通だった
ましてや、数字を記録する為には文字が書けないと話しに為らない
これまた字が読めて書ける人間が居なかった
「何だよ、アニーも数を数えられないの?」
「バカにすんなよ?20迄指の数なら判るぜ!」
「ピラータこそ字なんて書けないだろ」
「仕方無いわね、私が数えるわ。ゲンナイとアディも手伝ってくれる?」
レダが申し出ると、アルケも手を挙げた
「アタシも数字は書けるし読める … 海軍なら当然なんだけど」
「えっ!?アルケ、字が読めるの?」
「騎士だからな、当然だ」
信じられないといった顔でマジマジとアルケを見詰めるピラータに、ちょっとだけムカつくアルケだった
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