せっかく動画が作れる環境になりました。『ポンロボ』第一章からオーダーして充実しつつありますが、気づきました。『回想・ベルサーム』の動画とか、人物複数絵がない!
【movie】は トキト必勝・ファッションショー!(1)
https://www.pixiv.net/artworks/141965527(※絵からは飛べませんので、リンクからご覧ください)
『回想・ベルサーム 巨大ロボット侵攻の日』
第8話 トキト必勝・ファッションショー!
https://kakuyomu.jp/works/16818093086540669105/episodes/16818093086544833664ウインはハンドルを両手でかたく握って、覚悟を決めました。ハンドルにあごをくっつけるくらいに前のめりになり、アクセルを少しずつ踏みこみます。
「動いて、甲冑かっちゅうゴーレム」
ウインの願いにこたえてくれたのか、甲冑ゴーレムは歩き始めました。
見ると、中庭にずらりと並んだ檻のふたが上がっています。
大猿オピ・ケロムは、二階建ての家の屋根ほどの身長があります。頭のぶんだけ甲冑ゴーレムを上回る大きさです。四足獣デサメーラも、体高はそれよりだいぶ低いものの、体の大きさ自体は同じくらいあると思われます。
どの檻からも、凶暴な目を光らせながら、獣たちが出てこようとしていました。
「先手必勝、大勝完勝、ファッションショー!」
トキトが、「えいえい、おう」の代わりに、でたらめな鬨の声を上げて甲冑ゴーレムを前進させました。
「俺の甲冑ゴーレムはゲームセンターの戦闘ゲームをイメージしたから、使いやすいぜ。コマンドを入力したら技が出るかもな」
カショカショ、ガチョガチョと二本レバーを動かす音が聞こえます。
トキトのゴーレムは赤い塗装をしてありました。灰色の体毛、といっても黒にちかい色のオピ・ケロムの一体がトキトの前に立ちはだかりました。赤色と濃灰色の対決です。
「前ダッシュ、左腕防御のまま、押しこみっ」
トキト機が猛烈に前進して大猿に激突しました。眺めていた兵士たちには、赤い軌跡を残すようなすばやさに見えました。