今日は7月から開催予定の東京創元社「学園ミステリ大賞」向け作品で自分が使用するネタをひっそりこっそり(?)公表することにしてみます。
それは、「グラフィティ・アート」です。裏通りの壁や公共物などにスプレーなどを使って描く文字や絵です。他人の物に無許可で描き描きする、あれです。そのグラフィティを題材にしようかと。
グラフィティといえば、かの「バンクシー」が有名ですね。どこの誰が描いたのかわからない落書きにとんでもない値打ちがつく。素性が知れないというのがミソですね。バンクシーは子供かもしれないし、どこぞのクソジジイかもしれないし(口悪いな)、どこぞのクソババアかもしれないし(口悪いな2)、一人ではなく集団かもしれない。
バンクシーについては現在ある程度人物象が特定されていそうですが、このミステリアスな感じを小説に使わない手はない、と何年も前から考えていました。そのネタを今回使ってしまおうと。
僕は「学園ミステリ大賞」の「ミステリ」だけでなく、「学園」にも結構引っかかっていて、どうしようかとしばらく悩んでいました。学生時代ならではの何かが必要だ。
そこで考えたのが、「普通に染まれない」少年少女たちを書こうということ。若い時代ならではの他人に理解してもらえない葛藤というか、荒れ狂う感情の捌け口。それがアウトロー的な側面を持つ「グラフィティ」とよくマッチすると思いました。早い話、「悪ガキども」を書くんです。
グラフィティって、お巡りさんに見つかったら当然捕まると思うので、かなりのスリルと緊張感があると思うんですよね。その描写を小説で書くの楽しそうですよね。ワクワクします。人物たちが落書きしている最中に誰にも見つからなかったら小説として全然面白くないので、当然のように誰かに見つかって追い回されたりするでしょう。普通のミステリーであればその緊張は殺人の場面だと思いますが、グラフィティなら人を殺さずに済みますしね。
このグラフィティを題材にする作品はまだ構成が固まらず1文字も書けていませんが、僕の中で結末の「絵」はあります。「泣ける」物語にするつもりです。『四月は君の嘘』をかなり参考にしています。そろそろ書き始めないと間に合わないので、ボチボチ書いていきます。「学園ミステリ大賞」は読者選考要素もあるようなので、また忙しくなりそう。カクヨムでミステリーの人気があるとは思えないけど。
