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世界観補足 『アカシャ・アニマ』

 これまでのいくつかの謎が解き明かされていくことになる四章『風業・愛心』に突入した、連載中の『アカシャ・アニマ』。天国のような場所から始まる物語だけど、実は現代の日本のような場所を舞台にした作品でもあります。

 この作品では、「宝石化症候群」という名の創作の感染症が出てきます。体が徐々に宝石化しやがて死に至る、そして人から人へ感染していく病気です。
 実はこの感染症、ここ2年ぐらい我々が散々その名を耳にしてきたあの感染症をモデルにしています。

 体が宝石化するというのはあくまで小説としてのスパイス、わかりやすくそして印象的なイメージを持たせたかったためで、作品内でもその部分はあまり深掘りしていません。あくまで人から人へ移りそして致死率の高い病気を登場させたかった。

 この作品の話は、一つの可能性です。もしかしたら現実でもそうなっていたかもしれないという、パラレルワールドのようなものです。この物語のある箇所で、政府が国民にアンケートのようなものを実施し、ある結果が得られるのですが、もしかしたら現実でもそういうことが起きたかもしれない、ということを考えながら書きました。もちろん、小説なのでかなり過激で大袈裟にはしているのですが、現代を生きる人たちにとって切実な話題を描く、という狙いがありました。そうすることで、登場人物たちの苦悩をより鮮明に想像できるのではないかと。


 さて、少し話は変わりますが、『アカシャ・アニマ』には恋火(レンカ)と風楽(フウラ)という名の二人のメインキャラクターがいます。この二人の名前、作者はとても気に入っています。オリジナリティが高いし、覚えやすいし、響きもいいし、文字に起こした際のビジュアルもかっこいいし、その人物の人となりも表せていると思います。
 メインの4キャラクターはそれぞれ「火」「風」「水」「地」の四元素をイメージした名前をつけるということは初めから決めていました。候補には横文字の名前とかもあったんですけど、結果的に漢字にしてよかったと思います。ちなみに名前のふりがなをカタカナで表記しているのは、彼らが日本人とは限らないということを暗に示しています。日本のような場所(印象的な電波塔が出てきたり首都高が出てくる)が舞台ですけど、作品内では一言も日本とは言っていないですからね。それに次の転生先が地球とは限らないですし。

 主人公の恋火は、目覚めた時に黒いドレスを着ているのですが、それは物語的に大きな意味があるものではなく、単純にかっこいいと思ったからです。ただ実際に彼女を絵に起こしたら、確実にパクリを疑われますね。灰色のボブカットで、顔にほくろがあって、黒いドレスを着ている美人って。それで目隠しとヘアバンドをしたら完全に『NieR:Automata』の2Bです。

 まあとにかくここで言いたいことは、『NieR:Automata』のTVアニメ化のプロジェクトがあるそうで、めっちゃ楽しみということです(?)。『アカシャ・アニマ』は『NieR』の世界観の影響を色濃く受けています。

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