本日、カクヨムでの広告収入の換金者向けのアンケート結果が発表されていました。僕にとっては結構驚きの内容がありましたね。
まず、「小説の書き方を勉強したことがある?」という質問に対し、49%の人が「ない」と答えたという事実。すげーな。それでよく書けるな。
僕は小説家を志すようになってから2年間小説の専門学校に通い、その後いろんなものを犠牲にして人生をかけて10年以上ひたすらに試行錯誤を繰り返してようやくここまで書けるようになりましたから。まさに今の時代を反映しているようなアンケート結果ですね。
もう一つ驚いたのが、「趣味で書いて得た収益でさらに本が買えるのが嬉しいです」という回答。趣味で書いていて、換金できるところまで持っていけるんですね。実際、カクヨムでは本気でプロを目指しているというより、趣味で書いていてあわよくばと考えているぐらいの人が大多数でしょう。
僕はまったく違って、もともと小説を読むのも書くのも全然好きではありません。小説を書くことは完全に仕事だと思ってやっています。小説を書いていて楽しいと思うことはあっても、それを趣味だと思ったことはないですね。
自分が小説家を目指しているということを知り合いに知られると、「本が好きなんだ」とよく勘違いされることがあります。ただ僕は本を読むのが嫌いではないけど、好きでは決してない。本を読むなら、バラエティ番組を観たりゲームをやっていたい質。
小説家を目指す大抵の人は、「小説が好きだから」という理由を持っていると思う。僕のような人間は完全に少数派だと思います。
小説を仕事だと思っていることの利点もあって、それはある程度妥協できるところですね。この妥協はべつに作品のクウォリティに関する妥協ではなくて(むしろ仕事だと思っているからクウォリティは保ちたい)、気持ち的なものですね。小説家という職業に対し、妙な憧れや理想を抱いていないんです。小説を好きで書いていてそれを仕事にすると、どこかで理想との乖離が発生すると思う。
僕は書籍収録の際に一度(正確には二度)編集者さんとやりとりして改稿作業を行いましたが、そこでも作品に対する強いこだわりがあるわけではないのですんなり編集者さんの意見を取り入れられました。ここをこうすると話の整合性がなくなる、という部分ではこちらから意見しましたけど。ゲラが上がってきた時も、校正の人が直したまったくそのままの形でお願いしました。
趣味で小説を書いていて、その作品が書籍化されて世に出るという体験は、とても素敵なことだと思うし、感動すると思います。
ただ、僕は自分の作品が掲載された本が発売されてもとくに感動しなかったし、書店に並んでいるところをわざわざ見に行くこともしなかったですね。
僕の目標は書籍化ではなく、物書きとして食べていくこと、つまりその後もずっと書き続けていくことなので。そのための力を長年かけて蓄えてきました。
まあとにかくここで僕が言いたいことは、「やっぱりマルゲリータピザって美味しいよね!」ということです(?)。
ではこの辺で。今週また自身の作品についてのお知らせを書くと思います。