みなさんこんにちは(おはようございます。こんばんは)。
僕がカクヨムに初めて作品を投稿して、2週間ほど経ちました。
これまでに作品を読んでくれた方、評価してくださった方、フォローしてくださった方、ありがとうございます。
さて、今回は自分の好きな小説について少し書いてみようと思います。
こういうカクヨムのようなサイトを利用している小説好きの人なら、誰しも一つや二つ「これが自分の好きな小説だ!」という作品があると思います。
僕が今まで読んだ中で一番好きな小説は、アメリカのディーン・クーンツという作家の『ウォッチャーズ』という作品です(翻訳されて日本で刊行されたのは1993年)。
この『ウォッチャーズ』には、僕が読んだ小説の中で一番大好きな登場人物が出てきます。登場人物といってしまいましたが、実はそれは人ではありません。「アインシュタイン」という名前の、頭の良いゴールデンレトリバーです。
このアインシュタインは、勤勉で、ユーモラスで、よく気の利くホントいい奴なんです。
実験により人間並みの知能を持って生み出されたアインシュタインは、研究所から逃げ出し、そこで主人公のトラヴィスと出会います。そこが物語の始まりです。
『ウォッチャーズ』は主に、人間の言葉すら理解するゴールデンレトリバーとトラヴィスが理解と親睦を深め合うパート、そして研究所でもう一つ生み出された「化け物」がアインシュタインの命を狙っていくスリリングなパートの、二つから成っています(本当はもっといろいろありますが)。
クーンツという作家の作品にはいつも、「愛」と「ユーモア」と「スリル」が散りばめられています。この三つの要素が混然一体となってクーンツ作品が成り立っていると、個人的に考えています。そしてこれらは、僕が自分の小説を書く時にも大事にしている要素でもあります。
僕はこの『ウォッチャーズ』を最後まで読んだ時、笑いながら泣きました。笑ったり泣いたりできる作品はいくらでもあるかもしれませんが、「笑いながら泣ける」作品はそうそう無いのではないでしょうか。
みなさんが心に決めている推し作品はどんなものでしょう?
さて、ここからは余談になりますが、現在連載している長編小説『眠らない空想家』について簡単に解説させていただこうと思います。
この作品のメインのモチーフは、「メタフィクション」です。フィクションの中で「これはフィクションだ」と言っちまう反則技のことですね。
作品を読み進めていくとわかりますが、主人公の優一くんが織り成すストーリーは、作中の人物が作り出した創作の物語であることが判明します。物語の中の登場人物が、さらに物語を描いているわけですね。
現在投稿済みの章は四つですが、それぞれの章の名前は、読む人の気を引けそうな危なっかしいワードと、これが「フィクションである」というような意味を持つワードの、二つから成っています。これは誰かが作った作り物の物語なんだ、と暗に伝える狙いがあります。このメタフィクション感が、この作品の肝となっています。
それから、最初の「悲劇」の章の前に、「彼女が見た夢」というエピソードがありますね。「あれはプロローグなんじゃないの?」と読む人は思うかもしれません。だけど「プロローグ」と書いてしまったら、それは中身を読む前から「プロローグ」だと認識してしまいますよね。「プロローグなんだろうなあ」と思って読んでしまうわけです。僕はそんな先入観は必要ないと思ったので、あえてプロローグとは書いていません。また、とくに深い意味のあるエピソードではありません(ありそうな感じはありますけど)。なんとなく、本章に入る前にウォーミングアップとして、さらっと読んでいただけたら思っています。
はい、結構長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。今後もちょこちょこ、気ままに近況ノートを更新していけたらなと思っています。小説以外のちょっとした小話として、気楽に読んでいただけたら幸いです。