小説における美少女って、以前、久保さんあたりとも話したことがありますが、あれって記号以前にあまりチャームにはならない気がするんですけど、皆さんはどう思われますか?
美少女って単語自体は記号的過ぎて、微妙よなって話は以前からよくしてます。なので、私が美少女って単語を使う時は必ずネタ的に使ってて、そのまんまの意味じゃなかったりします。
まあ、その話はおいといて、読んでいて、美少女(美少年)って単語が読者にとってそれほどチャームになるだろうかという部分ですね。もちろん、コミックやアニメなら好感度は上がるでしょうけど、小説で上がるかなと思うんです。カバーイラストとかは別として。
たとえば、主人公が美少女(美少年)とだけ書かれていて、何か魅力が感じられるかというと微妙な気もします。私はどちらかと言うと、見かけよりも中身のキャラ、あるいは中身の成長の感じられるキャラの方が好きです。
ヒロインが美少女という場合も同じですね。美少女という記号だけで、果たして読者が魅力を感じるか。皆さん、感じますか? いやむしろ、見た目よりも中身に惹かれるんじゃないかなと思うんですけどね、小説だからこそ。それを考えると、見た目は普通な方が価値の上昇のギャップもあって、より主人公だけのヒロインとして魅力があると思うんですけど、どうでしょうか。
美少女だけど実は――ってマイナスのギャップくらいですかね、チャームを感じられるのは。
あとはトロフィーとしての美少女なら魅力はあると思います。主人公が苦労の末に得たトロフィーとしてですね。