いつものことで、小説の戦闘描写ってどうにかできないものかと考えてる人間なのですが、今回の『独り身イズミの転生譚』でもちょっとひと工夫してみました。
まあ、小説の戦闘描写なんて、必殺技の応酬とヤラレ表現とイキリ描写だけでええやんって思われる方も多いと思いますし、実際読んでいてすっ飛ばしたりも多いことと思います。そこをできるだけ読んで貰えるような工夫をしたい所なんですが、これがまた難しい。
私としては、ゲームのPBWとかTRPGのリプレイなんかを読み慣れてるので、ガチガチの結果表示だけでも全然オッケーなのですが、たぶん、普通の読者さんからすればつまんないんですよね。小説は盤面が別に表示されるわけでもなく、立ち位置から視線、牽制先まで全部書かないといけない。でも、全部書いたら読み辛いのでFPSで見えるものだけ書いたり。
イズミの物語は、イズミ本人が近接戦闘力ゼロのキャラなのですよね。彼女の武器は情報と、とにかくこれまでの転生で収集した魔術。前回の経験を今回に活かせるのが彼女の強みで、必殺技もご都合主義も味方してくれないのです。
イズミの魔術は数が多いので手札を全部は紹介できませんが、基本的に以前どこかで出た魔術で対応しています。
あと、プロットは当然作ってませんので、戦闘の流れは出たとこ勝負で書いてます。この辺が、作者もゲームとして楽しんでいる部分なんでしょうね。流れによっては結果も変わりますし、ままならないこともあります。
まあ、そんな感じで工夫してみてますので、ご興味ありましたら読んでやってください。
『独り身イズミの転生譚』 第二部 第103話 グアラマキ
https://kakuyomu.jp/works/16818622177700035530/episodes/822139840726154708