「日の丸のために」とか「チームのみんなのために」とか「日本人に勇気と希望を与えるため」とか言って痛み止めを打ってでも試合に出たり、
「もう２度とボールが投げられない身体になっても良いから試合に出させてください！！ ここで優勝出来なきゃ一生後悔します！！」ってリクエスト通りに試合に出て肩を壊す。
っていう「選手に自己犠牲を強いる感動ポルノ」はもう辞めませんか？
特に日本人は「自己犠牲の物語」には「トコトン」弱いんですよ。それこそ３度の飯より好きで、出来るのなら「結婚したいくらいに」愛してると言っても構わない位には。
昔、具体的に言うと戦中末期は「神風特攻隊！ 良く死んだ！ 良く死んだ！ お国のために良く死んだ！」って大喜びだったらしいし、
現代でもブラック企業で身をすりつぶしている人がいるのも「自己犠牲は尊い」っていうヘドが出る信仰の賜物かと思います。
別に「手抜きしろ」とは言いません。ベストを尽くすのは当然の事なんですよ。でも成果のために身体の限界を超えてでも活躍させるのはどうかと思います。
身体を壊さなければその後も活躍できたのでは？ っていう可能性について考えてる人、ビックリするほど少ないんですよね。
下品な言い方になりますが「感動ポルノでオ〇ニーするのに他人の選手生命をズ〇ネタに使うな」とは言わせて欲しい。
日本高校野球連盟は来春から「指名打者」っていうシステムを導入することになったのですが、投手の肩を守り選手の活躍の場を広めるという意味では、とても有効な一手だと思います。
投手の投球数制限も導入したらしいし、こういう措置は「選手生命を守り、長く活躍してもらう」ためには大変重要かと思います。
少なくとも感動のために選手を使い潰すよりは比べ物にならないほど有益かと思います。
人間って奴は「感動という感情」の前では理性なんて消し飛ぶ生き物ってのは知ってますよ？
感動ポルノで選手を使い潰して「自己犠牲の美談」にした方が、視聴率もＰＶも取れるってのは俺だって十分知っている。
ただ、自分の快楽のために他人の人生を生贄として犠牲にするのはもう辞めませんか？ とは言いたい。
大人たちがスポーツ選手や高校球児の選手生命をズ〇ネタにしてオ〇ニーするの、もう辞めませんか？
感情的で全然理論的じゃないですけど、そんなにもオ〇ニーしたければ他人の手を借りずに自分の手でやれとしか言いようがないですよ。
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