大体本近況ノートシリーズ執筆も週に1本くらいのペースに落ち着きましたテラ・ぺた・エクサです
さて、前回が15章解説だったので周期的に言えばコラムを挟む頃合いですね
読まれてるのかもイマイチ把握しないまま衝動任せに色々語ってきてますが、
せっかくですし元ネタとか舞台裏以外にも裏設定とか性癖とかそういう部分も語ってみようかと思います
なお今回は特に気合の入っているコラムです
…………
読者さまにおかれましては薄々勘づかれてると思いますが、ワタクシ亜人種(いわゆるデミヒューマン)ってキャラ付けが非常に好きです。
ファンタジーで言うならエルフ・ドワーフ・ホビットなどから魚人・獣人・竜人みたいのも、なんならオーク・トロル・ヴァンパイアに至るまで。彼ら種族それぞれに生活習慣とか文化とか独自の技術とかがあったりしてワクワクしますね。
しかしこのコラムで語るM・C・BはファンタジーどころかSFです。
そりゃエルフとかドワーフとかが登場するSF作品がない訳ではないですが、これはそういう世界観の話でもない。かといってSFなのにリアルな世界にこだわっても面白くない。というか出来れば色々出したい。
ならどんなヤツを出場させればいいか?
……答えは単純、動物と掛け合わせました。宇宙人みたいな設定も考えましたが、それをやると今度はスターウォーズっぽくなるし造形もわかりにくくなるしで断念。
造形を想像しやすい地球の動物と人間をくっつけてキャラクターにしました。ケモ耳って人気ジャンルですしね。
設定は作中にあった通り、『亜人種を作り出すことで人類種を拡張した』ってことにしたり。ただ“デミ差別”って設定自体は作ったものの、あんまり描写を入れられなかったのが心残りでしょうか。
あと無類の動物好きでもある筆者にとって、単に動物の耳がくっついてるだけで見た目以外物語に特に関係ないタイプの獣人って出したくなかったんですよね。このへんも(健全なほうの意味での)性癖だと思います。
それで思いついたのが地下に落ちたときのフチザキの革靴匂い付き狼煙で地上に生存アピールする作戦でした。まぁ匂いは想像したくないですが、こういうところでギミックで「デミであること」を鍵にできたのは良いアピールになったんじゃないかと思ってます。絶対臭いし。
それと、デミには人間×脊椎動物という組み合わせしか登場させてません。
このあたりは虫とかが嫌いな人への配慮とかもあるにはあるのですが、それ以上にSFという科学に基づいた設定を扱うジャンルで、節足動物とか植物みたいな人と生物的に違いすぎるものを組み合わせるのはやりすぎかなって思ったんです。
そもそもそこって物語の主題じゃないし、なのでデミ自体をありふれた存在に描写して目立ち過ぎないようにしたり(本当言うと、詳細な見た目の特徴の描写も入れたくなかったくらいなのですが、そこはさすがに注意されました)。
既存作品でも割とよくある設定だからこそ強調したくなかったんです。
そんな感じで縛りを設けつつ好き勝手した結果が本作の亜人種(デミ)たちでした。やっぱアレですね、作品に好きな要素詰め込むと気合い入りますね。上手く描けてたかはともかく。ではまた!