今思えば、第4話の Iron Manと一緒でもよかった気がするのですが…
この話では、ストライキング・ビークルもといスティール・ヴァンガードの機構について深掘りしています。
若い頃は、それこそ細部にわたってメカやらロボについてイロイロ解説していたわけですが、読者にとってはどうでもいい…とまでは言わないまでも、それがストーリーを左右するとか、そういうことじゃなければ浅めでもいいんじゃない?と…
過去、一世を風靡したロボットアニメ作品だって、そこが要石となってヒットしたわけじゃない。
どれもそうだけど、ファンの支持を集めたのはドラマでしょう。
逆にギミックにこだわりすぎて、ドラマがおろそかになってしまうと、視聴者も離れることになる。
有名な話だけど、ロード・オブ・ザ・リング(映画版)のピーター・ジャクソンは、剣とか鎧にはめちゃくちゃこだわって、鍛造で武器をつくったり、鎧兜も裏に布を張ったりしていた。
もちろん、殺陣では危ないからプラスチック製にしたらしいけど。
何でそんなことしたのか。
重い武器を腰に下げてれば、役者の演技や身体の動きに現れる。
そういうシーンを撮りたかったんだって。
当たり前だけど、観客には知らされない。
裏地なんて見えないことも多いし、そこはストーリーや演出上の重要なファクターじゃない。
でも、美しい裏地まで張られた鎧や兜を身に着けることで、王族を演じる側にも、違いが現れる、とピーター・ジャクソンは考えていたらしい。
なので、自分もスティール・ヴァンガードの細かい部分までデザインしている。
それが描写に現れることはあまりないかもしれないけど、それでええんですよ。
自分が読んでほしいのは、スティール・ヴァンガードの話ではなく、スティール・ヴァンガードに乗る人間の話なので。