💋「新編 江戸の夢魔の夜」、
https://x.gd/XvmBM 越後長岡藩から逃走した藩医山崎清忠は山中で夢魔に出会った。
町医編
第4話 町医山崎清忠、見合い
https://x.gd/qoO6L 第5話 町医山崎清忠、初夜の床
https://x.gd/o7YMH 第6話 町医山崎清忠、ふみの再来
https://x.gd/HFEre 平穏は長く続かなかった。寛永17年(1640年)夏の盛り、診療を終えた清忠が裏庭で薬草を干していると、夕暮れの影に人影があった。麻の着物に身を包み、黒髪を緩く結った17歳となったふみ。彼女の腕には、2歳の男児が抱かれていた。ふみの瞳は、かつての妖艶さに加え、母としての強い光を帯び、雪国の風雪を耐え抜いた深みを宿していた。
「清忠様、私の子……あなたの息子です……清次と名付けました」
清忠は凍りついた。子は清忠に似た鋭い目元を持ち、ふみの胸にしがみつきながら、無垢な笑みを浮かべていた。「ふみ殿、なぜここに……私には家内が……」 言葉が途切れる。ふみは静かに微笑み、清次を清忠の腕に移した。小さな手が清忠の指を握り、温もりが胸に染みた。
「村で子を産んだが、夢魔の家は子を育てる男を必要とする。清忠様の子を連れ、山の神に導かれて江戸に来ました。舟……母様は、すでに神の元に帰りました」
ふみの言葉には、野沢温泉の夜の熱が宿っていた。彼女は清忠を町家の土間に招き、清次を畳に寝かせた。子供の寝息が響く中、ふみの手が清忠の胸に触れた。指先は冷たく、しかし懐かしい熱を帯びていた。
「清忠様、私を忘れぬで……今夜、私を愛して」
彼女の声は低く、妖しい旋律を帯びていた。清忠は抗おうとしたが、ふみの唇が首筋を這い、柔らかな胸が押し付けられた。野沢の記憶が甦り、理性は揺れた。ふみの体は母となった豊かさを増し、着物の隙間から覗く肌は月光に白く輝いた。清忠は彼女を抱き寄せ、土間の隅で短く激しく絡み合った。ふみの喘ぎは、子供を起こさぬよう抑えつつ、魂を吸うような深さを放った。
翌清忠は慌てふためいた。八べえと六衛門を呼び、事の次第を打ち明けた。八べえは「先生、男だものな!」と笑い、ツテで隅田川沿いの小さな借家を借り、ふみと清次を隠した。六衛門は新しい貝殻の髪飾りを作り、ふみに渡し、「これが江戸の魔除けだよ」と冗談めかした。
清忠はさくらに知られぬよう、昼は診療、夜はふみの家に通う二重生活を始めた。ふみの妖艶さは、母としての慎みと混じり、清忠の心を強く縛った。清次が寝る畳の横で、ふみは清忠を押し倒した。彼女の指は、15歳の積極さを超え、母としての渇望を帯びていた。着物をはだけ、ふみの肌は月光に輝き、貝殻の髪飾りが微かに鳴った。胸は子を産んでより豊かになり、腰の曲線は熟れた果実のように甘い香りを放っていた。