💋「新編 江戸の夢魔の夜」、
https://x.gd/XvmBM 越後長岡藩から逃走した藩医山崎清忠は山中で夢魔に出会った。
越後長岡藩から逃走した藩医山崎清忠は山中で夢魔に出会った。
逃走編
第1話 山崎清忠の逃走、越後長岡藩
https://x.gd/zcCYU 第2話 山崎清忠の逃走、野沢温泉
https://x.gd/OcSOC 第3話 山崎清忠の逃走、夢魔の夜
https://x.gd/iuuc3『山崎清忠の逃走と夢魔の夜』逃走編あとがき
https://x.gd/aoHLX 町医編
第4話 町医山崎清忠、見合い
https://x.gd/qoO6L 第5話 町医山崎清忠、初夜の床
https://x.gd/o7YMH 第6話 町医山崎清忠、ふみの再来
寛永16年冬、浅草の神社で簡素ながら温かな婚儀が執り行われた。さくらは白無垢に身を包み、清忠の隣で静かに誓いを立てた。長屋の仲間が駆けつけ、八べえが酒を振る舞い、六衛門が祝いの髪を結い、おせんが大声で祝福した。吉右衛門は満足げに頷き、与之助は渋々ながらも顔を出した。
清忠は長屋を離れ、さくらと共に隅田川沿いの町家に移った。診療所はそのままに、奥の部屋が夫婦の住まいとなった。さくらは大坂屋の娘として育ちながらも、商売の勘が良く、すぐに薬の仕入れや患者の世話を手伝った。朝は薬草を煎じ、昼は患者の問診を記し、夜は清忠の疲れた肩を揉んだ。清忠は初めて、孤独ではない日常を知った。野沢温泉の記憶は薄れ、さくらの明るい笑顔が心を満たした。
《初夜の床》
婚儀の夜、町家の奥座敷に夫婦の寝所が整えられた。行灯の灯りが柔らかく部屋を照らし、絹の布団が新品の香りを漂わせていた。さくらは小袖を脱ぎ、薄い寝間着に着替え、清忠の隣に静かに横たわった。彼女の頰は紅潮し、瞳には期待と緊張が交錯していた。江戸娘らしい明るい気性を持ちながらも、今夜ばかりは恥じらいが強く、指先が微かに震えていた。
清忠はさくらの手を優しく取り、指を絡めた。「さくら、怖がることはない。ゆっくりでよい」 彼の声は低く、医者としての優しさが込められていた。さくらは小さく頷き、清忠の胸に寄り添った。彼女の体は温かく、柔らかな曲線が清忠に密着する。清忠はさくらの黒髪を優しく撫で、耳元で囁いた。「美しいよ、さくら」 その言葉に、さくらの胸が熱くなった。
清忠の唇がさくらの首筋に触れ、ゆっくりと這う。温かな息が肌をくすぐり、さくらは小さく息を漏らした。清忠の指が寝間着の紐をそっと解き、白い肩が露わになる。行灯の灯りに照らされた肌は、陶器のように滑らかで、淡い桜色に染まっていた。清忠は肩に唇を寄せ、軽く吸い上げると、さくらの体がびくりと震えた。