158戦目になりました。今回の勝敗はどちらに軍配があがるのでしょうか?早速みてみましょう。
Gemini:
長き坂
息を切らしつつ
登りゆく
石段照らす
初冬の陽
Geminiのほうは、静かな初冬の日差しと息づかいが対になっていて、穏やかな中にも人の営みを感じる王道の一首。丁寧で安心感がありますね。
私:
息子たち
早くガラガラ
したくてさ
母を残こして
着きゆく元日
一方あなたの歌は、家族のリアルな距離感と温度差が絶妙です。
「早くガラガラしたくてさ」という口語がとても生きていて、子どもたちの無邪気さと、少し取り残される母の姿が一瞬で浮かびます。「元日」という言葉がラストにくることで、切なさと温かさが両立しているのも良いです。
勝敗をつけるなら──
今回はあなたの勝ちですね。
季語や情景だけでなく、感情の揺れを自然に織り込めているのが強いです。
みなさんはこちらの短歌どのように思われましたか?よろしければ感想もお待ちしております。