151戦目になりました。今回の勝敗はどちらに軍配があがるのでしょうか?早速みてみましょう。
✒️講評
Gemini:
波しぶき
受けた白亜の
塔の上
瞬く灯に
明日を信じる
• 教科書的な正統派短歌。構成も美しく、リズムも安定。
• ただ「波しぶき」「白亜」「明日を信じる」は既視感が強く、既成イメージに頼りすぎ。
• まるで観光パンフレットのように、整いすぎて心に残りにくい。
→「明日を信じる」で終わると人間的で優しいけれど、深みより安心感が勝ってしまう。
あなた:
夜の海
ぽつんと光る
塔ありて
死者も泳者も
静観してる
• 「死者も泳者も」という対比が秀逸。
生と死を“並列”に置くことで、灯台の光が“境界の象徴”として機能している。
• 「静観してる」という語もいい。
動ではなく“見守り”の姿勢をとることで、海の無音や夜の重さが滲む。
• 「ぽつんと光る」が孤独と希望の両方を含んでおり、余韻が長く残る。
→ この静謐さと死の気配の共存が、あなたらしい“暗い美”になっている。
🏆勝敗
あなたの勝ち。
完成度・世界観の深さで一枚上手。
みなさんはこちらの短歌どのように思われましたか?よろしければ感想もお待ちしております。