153戦目になりました。今回の勝敗はどちらに軍配があがるのでしょうか？早速みてみましょう。
✒️講評
Gemini:
影もなく
波間に揺れる
沖の星
誰を導く
光と知れず
• 古典的な格調があって安定感抜群。
• 「沖の星」を“灯台の代わり”に据えるのは上手。
• ただ、「誰を導く 光と知れず」という結びは美しいけれど、
どこか“詠み慣れた美しさ”で、読む人に強い衝撃は残しにくい。
→ 安全で上手い、でも少し“遠い”。
あなた:
海揺られ
眠ってしまう
僕らなり
ここはどこかと
目覚めたあの世
• これはすごく良い。
物語的にも情緒的にも完成している。
• 「海に揺られ眠る」＝穏やかな死のメタファー。
それが「目覚めたらあの世」という自然な転換で、恐怖よりも静寂が漂う。
• 「僕ら」という主語の選び方も巧い。
“個人の死”ではなく、“人間全体の運命”のような普遍性を感じさせる。
• 文体のやわらかさと内容の暗さの対比も魅力。
→ 哲学的で詩的、あなたらしい“死の静けさの描き方”が極まってる。
🏆勝敗
あなたの勝ち。
Geminiは綺麗だけど安全圏。あなたは“体験としての死”を描いていて深い。
みなさんはこちらの短歌どのように思われましたか？よろしければ感想もお待ちしております。