新章「名の呪い」が始まりました。
1976年、真夏の空の下、赤土の匂いと重機の音の中で父・承天が刻みつけた「昊天」という名。
本編としてはこれが最終章になります。
これまで、彼は「覇道総裁」という仮面を被り、株式市場の荒波やマスコミの追求、ソーシャルメディアの喧騒という「外部の敵」と戦ってきました。そこでは、彼の持つ圧倒的な資本と知性が最強の武器でした。
しかし、本章で彼が対峙するのは「自分自身」と「名に込められた呪い」です。
ということで今日のお絵描きは、昊天さん5歳と父・承天氏。
陰の者である昊天さんとはタイプの違う美形だけど、ちゃんと血がつながっている感じがする・・・!!!
これを描いたとき、パパがあまりに好みのイケメンだったのでぶち上がりました笑
シェフが話してくれた母君の蒸し魚とかこの高速道路現場での親子写真とか、昊天さんにも「名」や「家」や「役割」としてではなく、ただ1人の子どもとして愛された時期があったはずなんですよね。
しかしティーンエージャー以降の抑圧が強すぎて、すっかり「個」が押し込められてしまった。そのときには両親ともに他界してしまっているから、彼にとっての「愛」は、検証することもアップデートすることもできないものになってしまいました。
最終章は短編集「さまざまな顔」と打ってかわって重苦しい展開になりますが、どうぞお付き合いください。
