いつもお読みいただきありがとうございます。
本日、番外編の第1話を公開致しました。
本編は一つの区切りを迎えましたが、今回は、事件が起きる前の照臣が研究所でどのように働いていたのか、そして周囲とどのような距離感で関わっていたのかを書いた番外編になります。
本編では、照臣が研究者としての本道から外れていく過程や、戻れない場所ができてしまう苦さを中心に描いてきました。
ですが、彼が失ったものは、肩書きや研究テーマ、論文名義だけではありません。
研究所での何気ない会話。
会議での調停役としての立ち位置。
評価室での不具合解析。
同僚から少しだけいじられる空気。
そうした日常もまた、照臣にとって大事な居場所でした。
今回の番外編では、照臣が研究所の中で「自分が前に出る」のではなく、人と人、仕様と実装、検証と説明、研究と事業を繋いでいた人物だった事を描いています。
また、本編ではあまり出しきれなかった、照臣の強面と声のギャップ、三嶋との少し軽いやり取りも入れています。
重い本編の後ですが、照臣がただ静かに傷ついた人物だった訳ではなく、研究所の中で普通に働き、会話し、時には周囲にいじられながらも信頼されていた事を感じて戴ければ嬉しいです。
この番外編は、第2作目へ繋がる照臣の別の一面を少しだけ見せる回でもあります。
本編を読んで下さった方にも、これから番外編を読んで下さる方にも、楽しんでいただければ幸いです。
引き続き、番外編や登場人物紹介(得点転職先)も少しずつ追加していく予定です。