メリークリスマス!
『男装の郵便小姓は香りで嘘を暴く』6話を投稿しました。
父の無実を晴らすため、少女は男装して宮廷の郵便室に潜り込みます。
そこで出会ったのは、陽だまりの香りを纏う騎士。優しくて、まっすぐで、どこか影のある——彼もまた、秘密を抱えていました。
今回の6話「嘘の香り」は、セシルの能力が本格的に描かれる回。
香りで嘘を見抜く力、それは呪いか、それとも——
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ところで、この物語の「王宮郵便室」は、私が以前とある企業のメールルーム(郵便室)で働いた経験がベースになっています。
メールルームは、文字通り届いた郵便物を仕分けして各部署に届け、発送物を集めて送り出し、社内便も回す——いわば縁の下の力持ちのような部署です。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、今公開中の某有名動物アニメ映画にも(すこしだけ)登場していますし、アメリカの大企業では若手の登竜門として描かれることもある場所です。
そこで交わされるささやかな会話や小さな気づきが、やがて大きな運命を動かしていく——そんな感覚を、セシルの郵便室に重ねました。
郵便室から始まる物語が、どこへ辿り着くのか。
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
皆さんの知っている「あまり馴染みがないけど素敵なお仕事」があれば、ぜひ教えてください。
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『男装の郵便小姓は香りで嘘を暴く』毎日20時投稿中
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https://kakuyomu.jp/works/822139841556243950