こんばんは。四季あらたです。
今ね、試験勉強しているんですけれども、全然集中できないところでございます。何にしろ眼の前に電子機器をいくつも並べておりますから。そりゃそうだ。そもそもこれを書いていること自体が大問題なんですけどね。汗。
今回ちょっと語らせてくださいよ。
僕が大変尊敬している、ラーメンズの小林賢太郎さんについて。
小林さんのコントを始めてみたのが、確か小学6年生だか。
ラーメンズ好きで知らない人は偽物というくらいの、もはやラーメンズを「ラーメン数杯」と理解している人でも知っているくらいの超有名ネタ「千葉!滋賀!!佐賀!!!」。
あの小気味のいいリズムが頭からなかなか離れなくてね。「千葉!滋賀!!佐賀!!!」って。頭の中で何度も反芻して。
それから中学1年生。僕が創作を本気で意識し始めた頃です。
適当に東京03を見ていたら、おすすめ動画に出てきたんですよ。どこか見覚えのある二人組が。
「誰だ、この人たち。眼鏡の人(小林さんが眼鏡を掛けているサムネでして)イケメンやな」と思ってクリック。それが、「不思議の国のニポン」だったというわけです。
ラーメンズの何が素晴らしいか。
まず、他のコンビと異なる点は、その構成と表現力。
ラーメンズのコントのほとんどは、小道具を一切使いません。使っても、竹馬とか、黄金のターバンとか、あとは剣くらいで。あとは……本ですか?
箱があるコントは多いんです。でも基本的に箱オンリーで、衣装も基本そのまんまで、白か黒(『椿』のときは緑色、『鯨』のときは青色系の舞台でしたが、この両方とも衣装は白でした)。自分たちの表現だけで世界観を表現している、まさに本当に、「飾らない」姿。
魅せられて行ったのです。どんどんどんどん。
構成も大変魅力的です。
全体に一貫したテーマがあり、コント同士が関連していることもしばしば。よく登場する「バカ柳」のキャラクターや、日本語学校のあの先生、アトム、アラスカに行ってこっそり帰ってきたあいつ。
先ほども紹介した黄金のターバンの彼は長寿キャラクターですよね。
どれも生き生きしていて、人間味が溢れています。「そんな事ありえねーだろ!」というツッコミのはずが、登場人物たちは「よし、そうしよう」、「確かにそうだな」っという風に、まるでそこがいつもの狭くてごちゃごちゃしたリビングであるかのような自然な会話。
小林賢太郎さんがモットーにしている、「日常の中の非日常ではなく、非日常の中の日常」というこれが、如実に現れたものだと思います。
僕がラーメンズの最骨頂だと思うネタは、『器用で不器用な男と不器用で器用な男の話』です。
片桐さんがトイレットペーパーを、まるでヘアバンドであるかのように付けて登場するシーン。小林さんは終始笑顔。ニッコニコで純真無垢な。
どう考えても片桐さんがボケだろ!と思いたいですが、そのボケを真に受けてしまう、おしゃべりが苦手な小林さん。
ラストでトイレットペーパーがふわゎってなってるシーン。大好きです。二人のキャラクターが、無垢だったり、憧れだったり、不器用だったり。生きている。すぐそこに。ありのままの一人の人間として。
どちらがボケとか、ツッコミとか、そういうのじゃないんですよ。
登場人物たちは、ただ暮らしているだけ。日常。普段。毎日。そのたった1ピース。多分次の日とかには、コーヒー淹れながら犬とか猫とか撫でてるんですよ。
クリエイター小林賢太郎の真骨頂(何個あるんだよ)だと思うのが、小林賢太郎プロデュース公演『うるう』です。
これに関しては芯まで震えました。
この人バケモノだなあと。一体何なんだ、と。
舞台は好きなんですが、『うるう』ほど綺麗な舞台、美しい構成、そして心が温まるものは、見たことがありませんでした。
素晴らしい。この一言につきます。
「この人を超えたい」という思いに突き動かされると言うか、何と言うか。
作品の方向性は、丸っ切り異なるんですけれどもね。