https://kakuyomu.jp/user_events/7667601420069915908で小説を募ってみました。
現在参加作品数40です。
なかなか全部読むのは大変ですが、ちょっとづつ読んでみています。
そんな中、参加作の中で、ある小説が妙に気になりました。
一通り読んでみた印象として、そんな簡単に人は反省するわけないし素直に謝れるわけがないし、人はそんなに単純じゃない、とかいろいろツッコミどころがありました。残念ながら、期待したような読後感は得られず、まあ、言いたいことはわかるけど…という冷めた感じになってしまいましょた。
しかし、なんか引っかかるのです。多分何らかの良さがあり、ただ面白くないというだけではなさそうです。その理由を考えてみたのですが、なんとなく思ったのは、もしかしたら、世にある優れた小説だってあらすじやプロットをごくごく単純化すれば大体これとそんなに変わらず、似たようなものになるのではないのだろうか? ということでした。
伝えたい内容がはっきりしていたことと、あらすじの構成力がとても優れていた、というのが、その小説の良さではないかと思いました。
そうすると、登場人物の描写とか作者の視点とか、同じものをどう描くか見せるかというのがいかに大事か、というのを改めて思いました。