「まじない」を含む小説

どうやら私は、監禁されるらしい。 飛び降り自殺を試みようと、ビルの非常階段のフェンスに腰かけていた蜂谷 みつき（はちや みつき）。彼女の自殺行為を止めたのは、石蕗 星（つわぶき…

東雲涼乃は由緒正しい日本の名家に生まれ、伝統伝統と厳しくしつけられてきた。 毎日毎日何かしらの訓練を受けさせられ、学校にもまともに行けなかった。 そんな涼乃の唯一の心のよりど…

まじない師と呼ばれる職業が存在する世界。地方の山岳を治めるまじない師の名家に生まれた少女は、何の才能もなく、非力であったことから、家族は愚か使用人たちからも冷遇されていた。 そん…

短歌が好きな鈴川結は、ある日、白い水たまりに飲み込まれてしまう。気がつくと、奈良時代のような服を着て倒れていた。駆け寄ってきた女官は、結のことを「光の国」の王だという。この国では…

おんぼろの古書店「まじない」の店主・阿智波恭志朗。 薄暗い店の奥で彼は待っている。呪術研究家である彼は、呪術を巡る事件専門の探偵でもあるのだ。 御統高校のグラウンドで起こったサ…

地味で根暗な中学生・佐山紗代子は、半信半疑のままオカルト研究部の活動で「悪魔プチクローム」の召喚を試みる。 密かな願いは、クラスの人気者・一ノ瀬楓と仲良くなること。 儀式は不発…

彼姫サクラは及染カエデに「ハトハトちゃん」という恋愛成就のまじないを手伝ってもらえないかと手を合わせた。 しぶしぶながら及染カエデは「ハトハトちゃん」の儀式の手伝いをすることに。…

　カイングネイトに住むまじない師のシルビアは、ある日、白猫を抱いたみなしごの男児・ハイトと出会い、彼を引き取ってまじない師として育て始めた。 　シルビアの元で成長するハイトは次第…

夜回り中の同心の、川べりでの出来事。 診断メーカーさんに『「月の見えない夜だった」で始まり、「忘れたままでいてください」で終わる物語をできれば840文字以内で書け』と言われてし…

四方を山と海、そして湿地帯に囲まれた葦名町。 東京から電車で1時間のその町にある蓮ヶ丘大学では、今 原因不明の休学者が続出していた。 友人の佳奈を助けるために司書の翠は調査を…

人を呪わば穴二つ、この諺の起源は平安時代に遡る。 密教や陰陽道が台頭し、日本の呪術文化が花開いた時代であり、呪術大国・日本が産声を上げた時代でもある。 呪いは（のろい）とも（まじ…

まじないをするならば、決まりを守らなければならない。 守らなければどうなるのかは、誰も分からない。 しかしこれだけは分かる。 決まりを破れば、相応の代償を支払うことになるで…

まじない師として宮廷人を相手に小金稼ぎをする貧乏男爵令嬢マチルダ。特に恋のまじないを得意とし、「宮廷のキューピッド」とも呼ばれる彼女のところへ依頼人としてやってきたのは、まじない…

みんなは、おまじないって信じる？ わたしは、信じてるんだ。 だって、ただの偶然や気のせいじゃないって思える瞬間が、たしかに存在しているんだから──。 わたし、神園まどか。小学…

霊感がある高校一年生の壮悟は、「幽霊に会いたい」と切望する友人・敏毅に学校の七不思議調査に付き合わされていた。ある日、壮悟は敏毅に遠くから視線を送る女子生徒・英梨を見つけるが、ひ…

約束を破っても何も罰がある訳が無いと思っている方もいるかもしれません。 そんな訳ないんです、私たちは相手に許されているだけなんです。 その優しさは永遠じゃないですよ。

少しのオリジナルと少しの実体験を混ぜて書きました。 初めて書いたので下手ですがよければみてください。

朧国の少女・朱霞（シュカ）は優秀な巫術士として皇都でまじない屋を営み、忙しく充実した毎日を送っていた。ある時、不調が続く父親の代理として宮廷巫術士として登城することに。 しかし…

貴族令嬢だが、白い髪と赤い瞳の所為で呪われた子として差別されていたディーナ。 彼女が十八歳になった年のある日、ディーナの容姿を呪いだと信じ切っている義母が、まじない師を雇った。 …

骨董屋を営んでいる飼い主・柳都とその飼い猫である黒猫・ディアナのほのぼのした日常を綴ります。 柳都視点＆ディアナ視点。（ディアナ視点多め） ほっこりほのぼのしたショートストーリー…