「台所シリーズ」を含む小説

**「悔音の一打　と、ものがたりのはじまり」**は、 喪失と希望、そして言葉にならなかった痛みをめぐる物語。 伸子さんからの一通のライン。 それが引き金となって凍りついた朝、…

65歳と57歳、【アラ還】のふたりが紡ぐ百余りのエピソード。 日常を織りなすこの物語には、たった一枚の「２枚目のメモ」という謎が潜んでいる。 たった一枚の紙切れが、世界をかえる…

台所シリーズ・第3部（全5部）『台所がせかいをかえる』（全11話） ささやかな日常の断片が、過去と未来をつなぐときがある。 ときに、それは、あなたの“記憶の予備”すら超えてゆく…

『台所でせかいをかえる』の裏エピソード。スマホ越しの会話で始まる、響香と伸子、昭和ゾンビ？「旧娘部屋」「ザ、リビング」 「ざ、台所」で。現在、過去、未来　の水のながれを　その水道…

北海道、北広島市。伸子65歳、はじめての、一人旅は名古屋だった。コンサートの翌日、名古屋のコメダで異国人、ダビデにペンを借りた。ただ、それだけのことだったのに、彼女の人生の転機と…

父が育った町、知覧。 山間に、かつて特攻隊の基地があった。 父は、10歳で終戦を迎えた。 けれども、戦争について多くを語らず、 ただ空を見上げることが多かった。 あの頃、何を想…

伸子は、コロナ収束の兆しの中、初めての一人旅に出る。行き先は名古屋。目的は、桑田佳祐さんのソロコンサート。しかし、その旅は思いがけない出会いを呼び寄せる。異国の青年？ダビデとの出…

「ただいま」――旅の終わりは、薔薇の見える台所ではじまる。 長い旅を終え、球場・エスコンフィールドのできた町に戻ってきた伸子。 ガーデニング仲間・響香との時間が、また静かに動き…