「神々 怪異」を含む小説

人の心に宿り、不都合を与える存在――〝なにものか〟と人間の霊魂が混ざり合い、モノノケが生み出される。 この町で不可思議な現象に悩まされる人々は、地元の祈祷師・神野一茶の元へ依頼す…

中学生・桜木美月が、森で感じたのは、肌を刺すような冷たい「淀み」と、古びた祠が放つ不吉な気配。部員を探しに入った森の奥で、彼女は日常と非日常の境界線を、知らずに越えてしまう。美月…

蔦木神社。近づく春祭りの準備に活気づく中、奇妙な事件が起こり始める。門外不出の絶品「鎮守饅頭」が、一つ、また一つと消えていくのだ。誰かが侵入した気配もない無い中、真っ先に疑われた…

都会の片隅で普通に生きている人々に起こる怪異。 どうして私に、どうして僕に、 どうしてわたしが えらばれたのか 第一章　303号室　夕羽 第二章　薫 第三章　坂上中央二丁目　…

平成■■年■月■日。海に隣接する根ノ町で暮らす杜野美世子は、何気ない夏休みを過ごしていた。 しかし突然、町全体が崩落し、気がつくと彼女は異界へと引きずり込まれていた。そこはすべ…

新人看護師が配属された古い小児科病棟は、深夜22時45分がループする呪われた空間だった。不気味な先輩看護師、謎めいた少年、空室から鳴るナースコール、そして天井を這う顔のない少女の…

ある夏の夜、俺は「忌み物」と呼ばれる怪異に襲われた。常識が揺らぎ現実が曖昧になる中、「忌み物」と深い因縁をもつ比良坂家の現在の「廊(わたどの)」である読子のお陰で急死に一生を得た…

-登場人物 紹介- 月ノ神 妖斗(つきのがみ あやと)⇒24歳,職業・探偵およびミステリーハンター。 この物語の主人公にして現代では珍しい"異能力者"であり、"あやかし"や"怪…

（長編です） 　一五世紀末。大干ばつの琉球を救ったのは、童女「苗」の雨乞い歌だった。 　代々ノロ（神女）の家に生まれた主人公の苗は、大ノロである祖母の下で、霊力を高めながら、美…

伊織千晴は、高校卒業したばかりの１８歳の少年で、友達なしのコミュ障。 父は三才の時に交通事故で、母は小学校二年生の時に病気で共に死去。 祖父祖母も死去しており、身寄りのない千晴…

舞台は2182年の電脳都市オルフェウス。 この街には、誰も知らない“もうひとつの世界”が存在していた。 それは──人間が忘れた感情や伝承、失われた記憶の断片がデータの海に沈み、…

それは子供の噂に過ぎなかった。 しかし、いつしか現実の事件と噂は結びつき現実の物と認識され始め、大人たちすら見たと言う者が出てくるとき、噂は怪異となる。 怪異となり事を成せば畏怖…

「因果応報」——「縁」と「報い」。 二つが揃って、物事は形作られている。 人と鬼。 陽と陰。 生と死。 相反する二つの縁が交わりし時、この物語は始まった。 まだ魑魅魍魎や怪異が…

由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出た…

「ようこそ、「THE GOD」へ——」 「君は選ばれたプレイヤーだ。そして君の使命は、神々を楽しませること。」 ここは境域（きょういき）——地獄よりも狂気に満ちた殺戮の舞台。 …

そこは街の片隅にある本屋。 「何か御用ですか？」 何も知らなければ、ただの数多ある本屋。 怪異と縁を持ってしまったなら、そこは彼らの拠点のひとつだ。 未知は断たれた。 …

　怪異と称される人ならざる者どもと、それを祓う退魔師が秘密裏に活動している現代日本。 　ごく普通の高校生を自認する少年、神薙遥人（かんなぎはると）はある晩、公園に巣食っていた虫…

大学入学したばかりの男と不思議な少女が紡ぐ、現代ファンタジーホラーコメディ

この世界には『怪蟲』と呼ばれる寄生生物に取り憑かれた生物が突然変異した異形『怪異』が存在していた。 ある日ひょんなことから流架と輝は怪蟲を使い、世界を再製して、怪異新たな世界を…

第一線を退いていた退魔シスターの縣(あがた)は、ある日、新人シスターの紫藤(しとう)とともに怪異を消滅させる務めに取り組むことになった。 だが、この紫藤は“ただ者”ではなかった。…