「BL短編 短編」を含む小説

魔力量至上主義社会に生きる貴族の世界には、初夜の見届け人が存在する。 王子の妻になった元庶民の女が、王子と従者の間に不本意ながら挟まる話。 自主企画「間に挟まる女がいるBLが読…

思いつきで肝試しでに来ただけなのに

勉強は打ち込んできたものの、無気力に過ごし高校三年生となった朔（さく）。 「俺の青春って間違ってるかな〜……」 思わずつぶやいた一言に、小学生からの友人である曜（よう）は「病んで…

misskeyで企画されている#ノート小説3日執筆部というタグで出されたお題で書いた３０００字以内のジャンル雑多な全年齢の短編集になります。 ※基本加筆修正などを行わずにアップし…

　統暦二四七五四年。閉鎖的な山村に育った少年クーリオは、父に無断で出かけた街の市場で危ない目に遭う。それを救ったのは香辛料売りのイェだった。13歳になったクーリオは、街でイェに再…

元恋人の葬式の前日に書いた、切なくも未練のこもった手紙。 社会の価値観と個人の愛の間で揺れる心情が描かれた、静かで痛切なラブレターです。

盆の夕べ、漁師の太郎は村の子供に捕らわれた亀を逃がしてやる。その晩、夢枕に美しい童が現れ、太郎をいざなうが……？ 純愛全年齢BL。

白熊と共に暮らしながら、吸血鬼は弟子の帰りを待つ。一年が経っても弟子は帰らず、残された温もりを忘れることはない。 他サイトにも公開しております。

同性を好きになる先輩と、その先輩の特別になりたい後輩の話。 犀川ようさん主催、第二回さいかわ卯月賞、参加作品です。

ユウジは三歳離れたお兄ちゃん、海老沼ゆうに幼い頃から勉強を教えてもらったり、遊んだりしてもらっていた。ただあまりにも子ども扱いが過ぎたので、ユウジが高校生になると関わることも少な…

「マジかよぉ」 兄が悲鳴混じりの声を漏らした。手にしているのはBL同人誌。妹の遺品整理中に見つけたものである。 しかし驚いたのは同人誌そのものではなく、その内容だった。

「僕は、君ともう少しだけ仲良くなりたい」――。 『猫好きで寡黙なエンジニア（客）』×『猫好きで不器用な大学生（店員）』 似たもの同士のふたりがゆっくりと距離を縮めていくお話です。…

林崎大尉が死んだ。 戦地にて知らせを受け、状況の終息後上官の故郷である岩手へと向かった田島。 墓前へ赴くと、そこで待ち構えていたのは、角を生やし、鬼と化した林崎だった。

――暇だったから。俺が彼に話しかけたのは 　シェアオフィスで週２で仕事をする笠原章。 　不真面目な彼はいつも窓際の席にいた男性へ暇だったから声をかけた……。

国民食、カレーライス。 皆が好きだからこそ、好きの種類も方向性も人それぞれ違ってくる。 ”俺”は、カレーへのこだわりが強い人間の一人だった。 だが、カレー以外へのこだわりも強い。…

沖縄を舞台のBL短編です。 アキラ　高校1年 ユウキ　高校1年 同じ高校に進学したばかりの二人は幼馴染。 アキラはユウキへの想いをずっと胸に秘めていた。 そんなふたりは、岬へ流…

医者である栄介は、あの事件の後、 朔哉と同じ病気の藤馬の傍にいた。 藤馬は栄介に密かに思いを寄せるが、栄介の心は そこに無いように思える。 栄介の秘密が明かされるとき、藤馬は………

遅くやって来た秋、受験生で連日予備校通いのサトシは特に帰りが遅くなる日は自宅マンションの隣にあるカフェナンバーで夕食をとることになっていた。いつ行っても温かいご飯に優しい大学三年…

名のある家の離れに、隔離されたように生きる朔哉は、 頭首の妾の子として生まれた。 体が弱く、外に出ることも許されないそんな暮らしの中だったが、 この屋敷の中で朔哉に口答え出来るの…